セジンヒョン -Jungkook- ページ9
いつしか車は動き、
泣きじゃくり、
想いを吐き出してるうちに車は事務所に着いた。
ブレーキをかけ停まった車。
降りる準備をするヒョン達の男。
これから練習がある。
あるのに…
こんな状態で、
僕…
誰も話さない静かな車内。
僕も顔を拭きながらジミニヒョンから離れると、
「大丈夫？」
ジミニヒョンが小声で、
顔を覗きながら聞いてきてくれた。
また涙が出そうになるのを必死に堪え、
首を上下に動かした……時。
「ジョングク」
静かな車内に
セジンヒョンの声が響いた。
より静まり返る車内。
「はい」
と、返事をしたと同時、
助手席に座っていたセジンヒョンが
シートベルトを外し、
身体ごと後ろを、僕の方を見た。
「本当に…ずっと。あの頃からずっと…お前の中には彼女がいたんだな」
何を言われるんだろうってドキドキしてた。
仮に怒られても、
昔みたいに反対されても、
今回は引き下がる気はなかったけど。
けどセジンヒョンの言葉、声色。
落ち着いてて、
力なく、
呟くように、
でもすごく優しかったから驚いた。
「ずっといました。消えることなく。ヌナのこと…忘れられなかった」
「正直この５年間、どこまでが本来のお前の姿なのかわからなかった。しかも香港で彼女に出会ってから、さらに今までにない行動をし始めて、何が何だか…不安定すぎるお前を見るのが怖かった。５年も？あの頃からずっと？正直、今もまだ俺は信じられないけど、でもだとしたら…全てのお前の行動に辻褄が合うから…」
「香港で偶然会った時、いや…最初声が聞こえたんです。騒がしい、大勢の声の中から、ヌナの声が聞こえたんです。見るとやっぱりそうで、たまらず声をかけて、でもあの時は周りに人もいたし、突然すぎて足の力さえ抜けて、何も言えなくて…。でもどうしてもそれで終わることなんかできなくて、どうしてもどうしても、なんとしてでもヌナと繋がっていたくて…」
「グク…」
「ずっと気持ちを認めるのが怖かった。認めて、認めたのに…また失うかもしれないって思ったら。僕だけこうで、ヌナはもう違うんだってことを知るのも怖かった。だからどうしても認めることができなかった」
「遅せぇんだよ」
「だって」
「他人に言われてどうこうするもんじゃねぇんだから、お前が認めないと前に進めないんだって。俺何回も言ったじゃん。しかもつまんねぇ勘違いまでしやがって」
「ごめんなさい」
ユンギヒョンの言葉が、
痛いほど、優しく胸に突き刺さる。
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がほ(プロフ) - RxSさん» R×Sさん(T_T)癒されてるだなんて…本当ですか？ありがとうございます。お子様もペンちゃんなんですね。話が出来て嬉しいけど、チケットとなると困りますね。また少しでもR×Sさんの癒しになれるよう、早めに更新頑張りますね^ ^ (2019年11月26日 20時) (
レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - 名無し24407号さん» ありがとうございます！！今日下書きをしてました！待って下さる方がいるのは本当に励みになります！もう少しだけお待ち下さいね^ ^ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - カレンさん» カレンさん(T_T)なんて嬉しい、ありがたいお言葉。私にはもったいないくらいなんですが、本当に嬉しいです。心情が…と言って下さるの、本当に嬉しいです！文字で出来る限り上手に伝えたくて、それが伝わってもらえたのは(T_T)更新、もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - キムさん» おぉ！ホビの魔法すごい！さすが！オーラ感じましたか？ですよね？上手く言えないんですが、本当にすごかったです！余韻に浸りつつ、ゆっくりと書き始めていきますね^ ^ありがとうございます。 (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん！いつもいつも嬉しいお言葉、本当にありがとうございます(T_T)衝撃的すぎて、当日はどうなることかと思いましたが…徐々に落ち着き、今日少し下書きしていました。けどあの日のグクを思い出し、一人興奮^ ^更新もう少し待って下さいね！ (2019年11月26日 20時) (レス) id: ebe247b3cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2019年10月19日 13時
