ジョングクくん -You- ページ13
「OKですか?」
「ジョングクくん…あの…ごめんなさい」
「何がですか?」
「こんな所で…その…」
泣いてしまい、
しかもそれをジョングクくんに見つかるなんて…
「ヌナはちゃんと頑張ってます。謝る必要もありません。謝るべきは、頑固なあの人です」
「え?」
頑固なあの人?
「それよりも、今日はアイス食べれました?」
「あ!」
「やっぱり」
控え室にたくさんある軽食。
その中にはアイスクリームもあって、
私好みのアイスがあったから
食べたかったんだけど…
昨日も食べれず、
今日も…
軽食が並べられていた場所を見ると、
アイスのケースだけはもうなかった。
「はい。僕がキープしておきました」
ジョングクくんが渡してくれたビニール袋。
中に紙袋が入っていて、
紙袋を開けると…
ふわっとした白い煙の奥に、
アイスのカップが見えた。
「え…いいの?」
「ヌナが言ってた限定のレーズンバターなんとかと、アプリコットなんとかと…あとはチョコミント。ヌナは数少ないチョコミント友達ですから」
「3つも?私こんなに…」
「ヌナ。可愛こぶらないで大丈夫です。食べれるの知ってますから」
「可愛こぶってません。でも…あのモデルさん達なら…1つしか食べないんだろうな…」
ちょうど控え室から出て行く彼女達が目に入った。
「僕は1つより、3つ4つ食べるヌナの方が好きです」
「4つって…」
「それに…可愛こぶらなくても、ヌナは普通にしてても充分可愛いです」
…はい?
「あ。追加します。そういう感情で言ったわけじゃありません」
「わかってます!」
だから!
ジョングクくんにしても、ユンギさんにしても、
そんなの想える立場じゃないんだってことくらい
わかってる!
「ヌナ、怒ってる」
「怒ってません」
笑ってたジョングクくん。
いきなり小声になって…
「ヌナ…ユンギヒョンのこと、好きですか?」
突然、
耳を疑うようなことを口にした。
聞き間違えなのかもしれない…
なんて返せばいいかわからず、
ジョングクくんを見ると…
「好きなんですね?」
見透かされたように、
念を押されるような言い方をされ…
「そんなわけ…」
ない…と言おうとしたら、
「ヌナは本当に素直ですね。頑固なユンギヒョンと違って。目や顔が『うん』って言ってます」
「違っ!あのね、ジョングクくん、」
「ヌナの味方です。僕はヌナの味方です。もう一度聞きます。ヌナ…ユンギヒョンが好きですか?」
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がほ(プロフ) - ハイリさん» こんにちは^ ^そんな風に言って下さり、本当に嬉しいです!!しかもお話の途中でのコメ!無理せず、ゆっくり最後まで読んでもらえたら嬉しいです。ユンギ、いいですよね〜。ユンギの次のお話も考えてるので、それもぜひぜひ! (2020年6月3日 19時) (レス) id: 7925a63dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイリ(プロフ) - すごく、すごーく気持ちが入り込んでしまい、一秒たりともこのお話から目が離せません!最近少しだけ気になり始めたユンギさんでしたが、この物語を読むことで劇的なファンへと変貌致しました(笑)まだ読み途中ですが、ドキドキと切なさの狭間で胸が苦し〜い(^^) (2020年6月3日 17時) (レス) id: 9a9ff787e6 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - YG Loveさん» こんにちは!コメありがとうございます(^^)YG…なんだかもう(T-T)YGが、BIGBANGが、これからどうなって行くのか考えるだけで不安です(T-T) (2019年8月23日 9時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
YG Love(プロフ) - 私もarmyとVIP掛け持ちしてるので気持ちはよくわかります。すごくショックでした。 (2019年8月22日 23時) (レス) id: 067bdd342e (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - RxSさん» こんにちは(^^)なんですって?2回目?2回も読んでもらえるなんて、本当にありがとうございます。スッと入ってくる感覚…書き手として、たまらなく嬉しいお言葉です。ありがとうございます(^^) (2019年7月24日 11時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:がほ | 作成日時:2019年3月3日 16時