解ける-Jiyong- ページ25
「初めて…って言うけど、今までだって、好きな人…彼女はいたでしょ？なのに何で初めてって言うの？」
Aの言葉の意味を頭で考える。
何で言うのか…
「だから、それは、恋愛してきてないからって、言ったじゃん？」
「だから…それがよくわからない。だって彼女はいたんでしょ？なら…」
「いたけど…」
形としては、いたけど…さ。
「いたけど？」
さっきとは逆。
今度はAが突っ込んできた。
こんな場なのに、思わずニヤケてしまいそうなほど、俺の顔を覗き込むその表情が可愛くてしかたない。
「うーん…。うまく言えなさそう。」
「どういう事？」
「うーん…。言っても、怒らない？嫌いにならない？」
説明はうまく出来なそう。
でもそのまま話したら、Aはなんて思うのだろう。
「…わかんない。」
「え！？なら言わない！」
話す気満々でいたのに、
思いもよらない返答に驚いた！
「やだ！ならないから！ならないから…言って。」
ホッと一安心。
絶対だからね！と念を押し、話し始めた。
俺から会いたいと思ったことは一度もなかった。
俺から好きになったことも一度もなかった。
別れようと言われても、悲しくなったことさえなかった。
まあ、いいかな。
と、思う子に押し切られるように付き合って、
身体の関係も持ったけど、
抱きたいと思ったことも一度もなかった。
ただ、男として反応はするわけで……
「あれ？A？」
淡々と思い出しながら話していると、
ふと見た時、Aが怪訝な顔をしていた。
「なんか…ジヨンくん…」
「最低…だよな。」
今はマジでそう思う。
申し訳なかったとさえ思う。
本当にヒドい男だったと思う。
「恋愛してないって、そういう気持ちが消えたって、こういう事だったんだね？」
「…うん。前にスンリが言ったじゃん？男にしてやって…って。そう言う意味。恋愛感情もない。性 欲もない。あの時は理由なんてわからなかったから、マジで何かの病気かと思ってたんだよ。」
「今は…記憶と一緒に思い出した？」
「うん。だけど、気持ちをコントロール出来なくて、本当にごめん。」
「わからなかったから…いろいろモヤモヤして…苦しくて…。さっきはごめんね？」
Aの目からボロボロと大粒の涙が溢れた。
「最初の『順番』もそうだったし、言葉足らずだし、本当にごめん。だけどっ…！」
Aが急にソファーから降りたと思ったら、
両頬に手を添えられて唇が重なった。
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がほ(プロフ) - 癒仁さん» こんにちは^ ^コメありがとうございます！切なくて…キュンとして…少しでもそんな気持ちになって下さったなら、本当に嬉しいです！まだ稚拙な文章ですが、これからも頑張ります^ ^ありがとうございました！ (2017年6月16日 9時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
癒仁(プロフ) - とっても切なくて、でもキュンとしてとっても面白かったです！！！おつかれさまでした！ (2017年6月16日 7時) (レス) id: cb8edbbef5 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ritaさん» こんばんは☆コメありがとうございます^ ^次作も頑張ります^ ^ (2017年6月15日 22時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
rita(プロフ) - お疲れ様でした(*´Ｕ`*) (2017年6月15日 19時) (レス) id: 126bc83529 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - tomatoさん» こちらこそ、プロではないし、ただの素人の作品なのに、そんなに褒めて頂いて胸がいっぱいです。本当にありがとうございます。書き終えた安堵感はあれど、すでに妄想に飢えつつあるので…本当にすぐ書き始めると思います^ ^また読んでもらえると嬉しいです^ ^ (2017年6月15日 18時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2017年5月12日 11時
