部屋 -You- ページ22
大きなドーム。
人形サイズのジヨンくん。
本当にあのジヨンくんと同一人物なのかな？
って、そんなバカなことを何度も思った。
韓国公演の時は、フラの大会と重なってしまい行けなかった。
その後の海外公演には行けなかったし、
何より歌ってる姿を生で見たのは初めて。
モニター越しや、
テレビを通してなら何度もあるけど、
だからこそ、今目の前で動いているジヨンくんが、
本当にあのジヨンくんなのかな？って。
信じられなかった。
だけどモニターに大きく顔が映るとやっぱりそうで、
その度に胸がギュッと痛くなった。
身体が痛いって言ってたけど、
そんなの全然感じさせないほど走り回って、踊って。
喉もいつもよりかはかすれてるけど、
掛け声も、煽りも、全てが…
かっこよくて苦しい。
コンサートが終わって退場の案内を待つ中、
まさかまさか、ジヨンくんから電話があった。
確認の電話。
“連絡するから、部屋で絶対に待ってて”
それだけ言って、切れた。
耳が熱い。
心臓もうるさいし、
すごくソワソワする。
火照った身体がより熱くなるし。
ホテルの部屋について、アクセサリーを外した。
窓から外を見ると、まだ会場付近には人がたくさんいて、それを見てるだけでもドキドキしてきた。
ジヨンくんの着信も気になるけど…
スマホの着信音を最大にして、洗面台に置いた。
髪を上げ、服を脱ぎ、
いろんな感情で爆発しそうな身体にシャワーをあてた。
浴室から出るとちょうどスマホの画面がついてて、
ジヨンくんから着信があったばかりだった。
簡単に身体の水気を拭き取って、
電話をかけ直した。
「今どこ？」
ワンコール鳴ったかな笑？
すぐに聞こえたジヨンくんの声。
「早いね。ごめん、シャワー浴びてた。あ、部屋だよ！」
「そ。あ、なんか食った？」
「あ…まだ何も…」
食欲なんかわかなくて、
コロッと忘れていた。
「じゃ適当になんか持ってくから。多分後…20分？30分以内には着くから。」
「え…あ、うん。」
じゃあね。
と言って切れた電話。
切れた瞬間、頭がパニック。
髪も乾かさなきゃいけないし、
着替えもしなきゃいけないし、
片付けもしなきゃいけないし。
やりながら、
ん？また電話が鳴るのかな？
って思っていた。
…ら。
聞こえた部屋のチャイム。
と、思ったら鳴ったスマホ。
「ドア開けて。」
小声でそう言われて。
ロックを解除した瞬間、勢いよく開いたドア。
そこにいたのはもちろんジヨンくん。
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がほ(プロフ) - 癒仁さん» こんにちは^ ^コメありがとうございます！切なくて…キュンとして…少しでもそんな気持ちになって下さったなら、本当に嬉しいです！まだ稚拙な文章ですが、これからも頑張ります^ ^ありがとうございました！ (2017年6月16日 9時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
癒仁(プロフ) - とっても切なくて、でもキュンとしてとっても面白かったです！！！おつかれさまでした！ (2017年6月16日 7時) (レス) id: cb8edbbef5 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ritaさん» こんばんは☆コメありがとうございます^ ^次作も頑張ります^ ^ (2017年6月15日 22時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
rita(プロフ) - お疲れ様でした(*´Ｕ`*) (2017年6月15日 19時) (レス) id: 126bc83529 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - tomatoさん» こちらこそ、プロではないし、ただの素人の作品なのに、そんなに褒めて頂いて胸がいっぱいです。本当にありがとうございます。書き終えた安堵感はあれど、すでに妄想に飢えつつあるので…本当にすぐ書き始めると思います^ ^また読んでもらえると嬉しいです^ ^ (2017年6月15日 18時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2017年5月12日 11時
