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風邪ひきさん ページ5

in×ar

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慧side



慧「大丈夫かー?」



大ちゃんから唐突に送られてきたメッセージ『助けて』



よっぽど深刻なことが起こっているのかと思って、寝起きなくせにめちゃめちゃ急いで駆けつけたって言うのに。



大貴「だ、い…じょぶじゃねーわ」



目の前のベッドに横たわった有岡さんの顔は真っ赤で、その周りには丸まったティッシュやら体温計やらが散乱している。



慧「完全に風邪ですね。良かったじゃん、今日仕事なくって」



大貴「ん…、っけほ」



慧「だるい?俺何したらいいの」



大貴「意外と心配してくれんだ。伊野ちゃんはそばに居てくれるだけでいい…から」



そう言って、俺の服の袖口をきゅっと掴む。



あー、ヤバイ。こんな時まで興奮しちゃうわ。



髪の毛は寝癖だらけな上に少し汗ばんでいる。顔も真っ赤で、目もとろんとろん。



こんな無防備な恋人が目の前に居たら、襲いたくなるでしょ。



慧「キスしてもいーい?」




大貴「風邪うつっちゃうからダメ」



慧「大ちゃんとのキスでひくならいい。」



毛布をめくり、大ちゃんの上に乗っかって、顔を近づける。



大貴「う〜、だ、めだって…っ」



よっぽど俺に風邪をうつしたくないのか、弱い力で押し返してくる。



慧「ちからよわっ。」



そんなもの御構い無しにキスをする。



大貴「ん〜っ…ん、ぅあ、」



初めは俺の背中をぽこぽこ叩いてきたけど、そのうち抵抗しても無駄だとわかったのか、首の後ろに手を回す。



舌を入れ、大ちゃんの舌と絡ませる。



大貴「…っん、ふぁ、はぁっ…」



慧「はぁ…っは、んぅ」



口内はいつも以上に温かく、風邪をひいていることも忘れ、お互いの涎をのみ込む。



あー、やばい。だいぶ興奮してる。




慧「っはぁ…ねぇ、大ちゃん」

・◎→←エレベーター



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作者名:かーこ | 作成日時:2018年12月1日 20時

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