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「伊野尾!早く着てよ」
入る瞬間、女子の声が響く。
慧「やだよ!他の4人はまだしも、俺は背も高いし、なんで俺なの⁈」
「「顔!!」」
慧「ひぇ」
女子の勢いに圧倒され、伊野ちゃんが小さい声を漏らす。
大貴「苦戦してるね?」
中に入っていくと、中途半端にメイド服を着せられた伊野ちゃんが座り込んでいた。
慧「大ちゃん…」
大貴「似合ってんじゃん?可愛いよ」
慧「…っ、な」
俺がそういうと、顔を赤くし、涙目でこちらを見上げてくる。
上目遣いって、なかなかくるものがありますね。
大貴「可愛いから、女子のゆうこと聞いてあげなよ」
慧「…うん、分かった」
「すげえ!有岡が可愛いっていっただけですぐ言うこと聞いた」
大貴「俺は何にもしてないよー。俺の衣装は?」
これだよ、と手渡されたそのメイド服は、手越くんのようにフリフリのものでもなければ伊野ちゃんのような清楚系でもない。その中間といったところかな。
大貴「伊野ちゃんのその姿ずっと見られるのって、ちょっとだけ、嬉しいかも」
伊野ちゃんのそばでそう耳打ちすると、伊野ちゃんは赤い顔をさらに赤くした。
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俺らのクラスの売り上げは、5人の女装の出来の高さもあってか、全校のクラスでトップの成績を記録しましたとさ。
END.
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作者名:かーこ | 作成日時:2018年12月1日 20時