やめません？ ページ2
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昼休みのこと。
「A」
『…ああいいよ、行こう』
特に何も言わずに財布だけ持ってついて行く。
熟年夫婦じゃん…という声は聞かないフリ。
席を取って私は座る。
財布の中から五百円玉を轟に手渡した。
「買ってくる」
『ありがと！』
「ああ」
今はもちろん私一人。
だけど、横からはうるさい程元気な派閥が座ってた。
「おいおいおい幼馴染達会話そっけな！！」
「仲悪いのか？」
「仲悪かったら一緒に飯食わねぇよ！？」
「うるせえ死ね」
上から 上鳴、切島、瀬呂、爆豪(分かりやすい) 。
…そっけなく見えるのは当たり前だ。
話さなくてもお互いの言いたいことは大体分かるし、好みだってお互い知ってる。
『…幼馴染だからね』
「まあ極論それよな…幼馴染だもんな…」
「上鳴、それは違う。この場合熟年夫婦」
「何言ってんだ切島」
やいやいと盛り上がる彼ら。(爆豪除く)
その様子にあははと笑っていると＿＿＿＿
「持ってきた」
轟が、私の前に座ってオムライスを置いた。
『え、あ、持って来させてごめん』
「いや良い。Aのためなら」
『う、うん…』
熟年夫婦。私と轟とのあだ名の一つ。
最初こそは良き相棒と言われていたが、いつの間にか結婚して長い間が経っていたらしい。
そうは言うが＿＿＿＿
「勉強分かんねぇとこあるから教えてくれ、夜」
『…どっちの部屋？』
「A。女子なんだから帰り怖くなるだろ」
『そ、そっかあ…』
距離感の近いこの幼馴染に、めちゃクソときめいてしまっている。
もうやめません？幼馴染。
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cihharu(プロフ) - めっちゃ気に入りました。頑張ってください (2019年11月18日 19時) (
レス) id: 7366d042a7 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 好きです！これからも頑張ってください。応援しています(*^^*) (2019年11月18日 7時) (レス) id: 41f761b8e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2019年11月17日 22時
