残念ながら凡人でした 【銀魂】【沖田総悟】

弐伍 万事屋ファミリー ページ26

「春村さん……違う世界から来たんですよね…
僕達には何も出来なくて、すみません」

「謝らないで！前も言ったけど、嬉しかったんだよ？ありがとう新八君。あはは神楽ちゃん元気」


セミを持ってこっちにピースを向ける神楽ちゃん
可愛いな。妹がいたらあんな感じだったのかな


「羨ましい…血が繋がってなくても、こんなに深い繋がり方のできる神楽ちゃんや、新八君、銀ちゃんさんが」


行く当てもない私を引き取ってくれた、孤児院の人達。こんな私にも、優しく温かく接してくれた。
あの時は…気付けなかった。恵まれていたことに
悲しいことにしか目を向けないで、辛い苦しい悲しいなんて泣くことしかできなかった。


「それは違うなぁ嬢ちゃん。繋がりってのは一緒にいるうちにいつの間にか、どんどん深くなっていくもんなんだよ。こいつと俺みたいな、腐れ縁もな。そうなんだよね、総一郎くん」

「旦那、総悟でさァ」

「銀ちゃんさん…総悟さん何でここに？昨日夜番でしたよね」

「迎えに来てやったんでさァ。帰るんでィ」

「えっ、バイトの面接…」

「いいんでィ。 どうやら近藤さんの手違いがあったみたいでね」


手違いかぁ、そんなこともあるよね


「嫌アル！A一緒に遊ぶネ」


神楽ちゃん……可愛い。
駆け寄って来て、腕をぐいぐい引かれる。


「ガキはガキと戯れてな」

「お前いたアルね。存在感薄すぎて気付かなかったアル！」

「目腐ってんじゃねーか？病院行った方がいいですぜィ、馬鹿を直してくださいってねェ」


バチバチっていう効果音がする気がする！
最近の若者は、血気盛んだなぁ。


「嬢ちゃんも大変だなぁ。この世界で、たまたま出会ったのが俺らって。変人だらけでしょー」

「はい。くるくるさん、メガネさん、宇宙人さんにゴリラさん、マヨさん、Ｓさん、あんぱんさん……はぁはぁ…あと他の皆さん。
個性的な人達で毎日楽しませてもらってます！」

「かなりディスってますよね！？というか、途中で息切れしてるし、最後略称しましたよね、絶対」

「ちょっと！！足りてないよ。お洒落なくるくるさんでしょ？」


お洒落？どこにお洒落要素が…


「神楽が遊べ、遊べうるさくてねー。良かったらたまにでいいから遊んであげてくれる？」

「はい！！もちろんです。逆に嬉しいです」

「あんな感じだけど、本当は優しい子だから」


２人が子供を見守る親父とお袋に見える…
仲良いなぁ。沖田さんと神楽ちゃん
喧嘩してるけど、楽しそうに見える。

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