弐参 ご飯はあんぱん ページ24
次の日の朝
沖田さん(本人以外の前では恥ずかしくて呼べない)が修行しちゃ駄目とのことなので、うっかり寝過ごしてしまいました!!
私は新幹線並みの速さ……が出たらいいなと思いつつ、食堂へと走りました。でも、食堂にはあんびりーばぼーな光景が広がっていました。
「山崎〜春のパン祭り」
「やめろ…やめてくれ、山崎!!」
「山……崎さん?」
「あー春村さん?遅いからあんぱん作っといたよ!!」
「いやいや、どっからどう見ても買ってきただけだろ……」
私のせいで……みんなが犠牲に…
まぁ、あんぱんも美味しいからいいよね!
「おーい!春ちゃん今日はとりあえず面接とのことだって……これは、場所……大変あんぱんの襲撃よ!!嫌ぁああ!!」
「あっ!!近藤さん!」
混乱しすぎてGを見た少女みたいになってた…
近藤さん(乙女)が落としていった紙を拾う。
うんうん。う…ん…これはこれは難易度が高すぎる…住所を下さるとは……
いいや。交番の人に聞こうって…ここ交番だよ…
まぁ、電柱とかに書いてあるだろう。
食堂のあんぱんを一つ持って、屯所から足を踏み出した。結構歩いた途中で気付いた。
……私、大丈夫かな?死なへんかな?
一応一度は誘拐された身だ。犯人はまだ逮捕されていないみたいだし…
平気だよね…平気平気。私、お金ないもんね。恐喝するのだって銀ちゃんさんくらいなもんだし…
「おい……それ寄越せ…」
肩を後ろからガシッと掴まれた
「いっ嫌!!私、お金ないです……」
「ちょっと!!神楽ちゃん何やってるの!ほら、離して……本当にごめんなさい!って…春村さん」
「おい!新八お前が離せよ!!」
あ…新八君……と飢えた神楽ちゃんだ!
はっ………もう手にはあんぱんはなかった。
「ごめんなさい!!ほーら神楽ちゃんも」
「悪かったネ。でも美味かったアルよ」
「ははは、山崎さんが聞いたら喜びますよ!そうだ!この住所の場所って分かりますか?」
「………あれ?これ…」
分かります?と聞く。新八君はこっちを向くと
「これ、銀さん家の下ですよ!スナックお登勢って言うんですけど……」
そうか。スナックお登勢!
ってスナック?私…とうとう、身売りを…←スナックの意味を分かってない
まさかね…雑用とかだよね。きっと……
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千の歌を歌う人(プロフ) - コロさん» 有難きお言葉です!!すごく嬉しいです!頑張ります!! (2019年7月30日 0時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
コロ - おもしろいです!!更新忙しいかもしれないけど頑張って下さいね!! (2019年7月29日 22時) (レス) id: 21d6130453 (このIDを非表示/違反報告)
千の歌を歌う人(プロフ) - サラダ油さん» ぱっちゃんはですね、主人公が付けたあだ名です!主人公は色んなあだ名を人に付けるもので…見てくれて、物凄く嬉しい限りです!!頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油 - 新八は「ぱっちゃん」じゃなくて「ぱっつぁん」と呼ばれてますよ。面白いのでこれからも頑張って下さい! (2019年7月29日 18時) (レス) id: 3eb4c4dfa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれの | 作成日時:2019年7月24日 22時