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《 この暖かな春の風に誘われ… 》
長々と校長やら来賓の方やらの話を眠たい目を擦りながら聞く
今日は俺達の卒業式
チラッと右を見ると、光も眠そうな顔を手で擦っていた
ふと目があって、ふたりでふふっと笑いあった
これから先の事なんて、すっかり忘れていた…
というか、考えないようにしていた
彼の笑顔を見るのはこれで最後かも…
なんて考えるだけでゾッとした
《 卒業生の退場です 》
その言葉で一斉に卒業生が立ち上がり、退場した
帰りは出席番号の遅い方から退場のため
俺の前には光がいる
…その背中は少し寂しそうで、
それを見て、俺も少し寂しくなった
．
卒業式も終わって先生の話も一通り聞き終えて、
小さいけど真っ赤な花束を持った卒業生がクラスに溢れかえり、
皆ずっと慣れ親しんだクラスと級友に最後の言葉を掛けているところだった
慧「…行ってきなよ、俺、ここで待ってるから」
宏「おう、…」
慧「柄にもなく緊張するなよ
慰めてやるからさ？」
宏「うっせぇわ馬鹿」
へへへ…と笑う伊野尾
そして俺の後ろから光が薮〜！という声が聞こえる
光「薮…、？」
宏「…ちょっと話があるんだけど…、来てくれる？」
光「うん！お話って何？」
宏「大事なお話だよ？」
俺が来たのは光と初めてまともに話したあの屋上
案の定、今日も人はいない
光「大事なお話って何…？」
宏「これを聞いたら、お前は俺のこと嫌いになるかもしれない」
光「俺、薮のこと嫌いにならないよ？」
宏「…、ほんとに？」
光「うん！だって薮は、俺の友達だもん」
なんて自信満々に言う光、
…、その言葉に掛けてみよう
宏「光、…お前のことが好きだ、付き合ってください」
光「……ぇ？」
時が止まった感覚
あの日のような、あんな不思議な感覚が一瞬した
春の生温かい風が俺の頬をそっと撫でた
光「……俺ね、好きって意味よく分かんないけど
ずっと薮のこと見るとドキドキするんだ
伊野ちゃんや�睫收萓犬砲浪燭盍兇犬覆い里�
いっつも薮のことばっか考えて頭から離れない
……前、裕翔に相談したらね、それって…」
恋なんだって____
宏「…じゃあ……、」
光「好き同士は、
�睫收萓犬醗北遒舛磴鵑澆燭い砲覆襪辰突究討�言ってた
…だから、薮、俺と付き合ってください……」
宏「勿論」
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ゆう(プロフ) - ついったーアカウント作らせていただきました！移行先の作者欄等にアカウント載っているので、そこから是非！ (2018年12月28日 19時) (
レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - ゆうさん» はいっ!よろしくお願いしますねっ!! (2018年12月27日 11時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 本当ですか(；；)← ついったーで専用垢作ろうかな…またアカウント作れたら報告致しますね！ (2018年12月27日 7時) (レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - 初コメ失礼しますっ。よかったら、Twitter、繋がっていただけませんか!! (2018年12月27日 1時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年12月20日 17時
