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宏「……や、八乙女くん？」
光「あれ？薮…くんだったっけ？」
なんて言うと俺の方へとゆっくりと近づいて、
体育座りをする八乙女くん
宏「今日…学校、来てなかったよ……ね…？」
光くんの隣に俺も座ると、
光「…ん〜、どうだったかな？」
意地悪な笑顔を俺に向けて、空を仰いだ
なんだか、その横顔がすごく綺麗で……
宏「…前に、出会ったこと……あった？」
光「…っ……何言ってるの？そんなことあるわけないじゃん」
なんて言うけど、
その少しの空いた間に違和感を覚えた
宏「ここの屋上、綺麗だよね、お気に入りなんだ」
光「俺も、ここは結構好きだよ」
宏「そっか…おんなじだな！」
俺がニッカリ笑うと、
八乙女くんも釣られて吹き出した
宏「薮くんじゃなくて、宏太、でいいよ？」
光「…いや、薮って呼ぶ
初っ端から名前は…少し気恥ずかしいというか…」
モゾモゾとする八乙女くんに、失礼だが少し笑ってしまった
光「笑わないでよ
俺、人見知りで…あんまりこういうの慣れてなくて…」
宏「ごめんごめん…よし！俺と光は今日から" 友達 "だ！」
光「…ほんと？俺と友達になってくれるの？」
宏「当たり前じゃん！
だったらさ…？…明日から少しずつ教室来れる？」
光「……うん、頑張ってみるよ」
宏「それならよかった！」
光「じゃあ友達の薮に、ひとつだけ質問？」
宏「……ん？なに？」
光「……ねえ、ここから落ちるとどうなると思う？」
宏「ん？……何言ってるの？」
光「いいから答えて」
さっきとは違う何か重苦しい雰囲気に
少し息苦しさを覚えた
あの転校初日に感じたオーラのような…
宏「そりゃ、この高さだから…死んじゃうよ？」
光「…なら、試してみよっか？」
なんて言って、そこから立ち上がって、
．
そっからは刹那的だった
そこから走り出した光はそのまま柵をひょいっと飛び越えて、
．
落ちていった
宏「………」
言葉も失うほどに、
それは、普通に、いとも簡単に……
それこそ綺麗な走り高跳びだった
宏「……ひ、光！！！！」
数秒…ほんの数秒息を忘れたかのように
俺の周りの時間は止まっていたが、
いつの間にか我にかえり、その屋上から下を覗きこんだ
宏「……ひ、光？」
その姿は跡形もなく消えていた
地上にも、
各教室にある意味のなさないベランダのような場所にも
光はいなかった
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ゆう(プロフ) - ついったーアカウント作らせていただきました！移行先の作者欄等にアカウント載っているので、そこから是非！ (2018年12月28日 19時) (
レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - ゆうさん» はいっ!よろしくお願いしますねっ!! (2018年12月27日 11時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 本当ですか(；；)← ついったーで専用垢作ろうかな…またアカウント作れたら報告致しますね！ (2018年12月27日 7時) (レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - 初コメ失礼しますっ。よかったら、Twitter、繋がっていただけませんか!! (2018年12月27日 1時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年12月20日 17時
