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八乙女くんが転校してきてから、早数カ月。
夏休みも明けて、皆がベストを着だした頃。
はじめは皆コソコソと八乙女くんの様子を窺っていたようだが、
いつの間にか転校生になど興味を示さなくなっていた
そして、八乙女くんは数日前から学校を休むようになっていた
宏「……今日も八乙女くん休んでるね」
慧「…あぁ、ホントだ、休んでるね」
宏「気づいてなかっただろ？お前」
慧「まぁね、
俺と真逆の席だし、中々見ないもん〜」
たしかに、伊野尾は教室から入ってすぐの席。
朝来たってなかなか八乙女くんの席など見ないだろう
宏「…なるほどな」
慧「ところでさ！今日遊びに行かない？」
宏「どこで？」
慧「知ってる？猫カフェ！最近、ココら辺にできたんだって〜！」
宏「お前の生活は猫と白米でできてるのか…？」
慧「ピアノもちょっと…入ってるけど！
…じゃあ決定、よろしくね〜〜」
反論しようとすれば、チャイムが鳴り、俺の言葉は遮られた結果となった
…伊野尾は適当そうに見えて案外頭がいい
チャイムが鳴る時間も予め計算して話してたりして…
まあ、そんな面倒なこと、やっていないかもしれないが
《 起立、気をつけ、礼 》
今日の1時限目の授業は美術
学校中を自由に回り、美術的なものを探すという授業だ
俺は伊野尾と別れ、事前に考えていたある場所へ向かった
．
宏「はぁ〜〜〜うぅ寒い……」
11月の寒空に今の自分の服装は寒すぎて、少し身震いをした
うちの屋上は開放されているのだが、
校舎が2つあり、
こちら側の校舎はほぼほぼ使われていない
しかも、ここの校舎と隣の校舎を繋ぐ通路は1階しかなく、
その1階には職員室があるため誰も通りたくないのだろう
" 屋上 " といえば殆ど…
いや、すべての人が隣の屋上へ流れてしまう
ここは、部活内のものを干す程度にしか
使われていないだろう
だが、俺はこちらの屋上のほうが見晴らしが良くて大好きだ
向こうからこちらの屋上は壁があって見ることができないため、
一人になりたいときや
落ち着きたいときなどにはここをよく使用する
だが、今日はひとり、先客がいた。
今校内を歩き回っているのは先生か俺達のクラスの生徒のはず…
宏「……誰だ…？」
そう呟くと、その人はゆっくりと振り向いた
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ゆう(プロフ) - ついったーアカウント作らせていただきました！移行先の作者欄等にアカウント載っているので、そこから是非！ (2018年12月28日 19時) (
レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - ゆうさん» はいっ!よろしくお願いしますねっ!! (2018年12月27日 11時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 本当ですか(；；)← ついったーで専用垢作ろうかな…またアカウント作れたら報告致しますね！ (2018年12月27日 7時) (レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - 初コメ失礼しますっ。よかったら、Twitter、繋がっていただけませんか!! (2018年12月27日 1時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年12月20日 17時
