32 ページ35
.
爆豪「うめぇな」
A「かっちゃん？」
爆豪「これは全部俺んのだ、テメェにはやらねぇ」
そしてまた一つ箱から取り出した
A「は、早まらないで…」
爆豪「俺が買ってきたものだわ、俺の好きなようにする権利がある」
A「うぐっ…」
正論すぎる…
だが私も諦めない
謝る？そんなことはしない
くれないのならば、奪えばいい！！
(ヒーロー志望に有るまじき思考)
私はそのままかっちゃんのもつシュークリーム目掛けて飛びついた
A「おらぁぁぁぁ！！」
爆豪「あ、おい！テメッ、危ねぇわ！！」
あと一歩！あと一歩で届くはずだったのに！！
私が届いたのはシュークリームではなくかっちゃんの口だった
A「うん、かっちゃんがさっき食べてたシュークリームの味がする、美味しい。でも私は手元のシュークリームが食べたい」
爆豪「……っ、」
私は真面目に話しているのだが、かっちゃんは顔を逸らし
黙ったままだ
口に当たったけど、お互い血は出てないし
仲直りのちゅーをする仲なのだから今更キスなんて屁でも無いだろうに
A「かっちゃん？どうしたの？怒った？」
爆豪「…はぁ…いや、今まで許容してた俺が悪いのか…？」
A「ど、どうした？」
私が顔を覗き込むとぐるりと顔をこちらへ向け、至近距離で話を続けた
爆豪「おい、もし相手が俺じゃなくて…半分野郎とかだったらどうしてた」
A「口に当たったらってこと？そりゃ土下座でしょ
……土下座しろってこと？？」
爆豪「ちげぇわ！！いいか？今のは事故でもキスだ」
A「？そうだね」
爆豪「つ･た･わ･ら･ねぇ！！！」
情緒不安定か
私はよく分からないのでかっちゃんの手からシュークリームを奪いそのまま一口齧った
うまぁ
爆豪「おい、それはまだ俺のだ」
A「いやいや、私食べて…」
するとかっちゃんは私の口にまた口を当てた
そして奪っていった
私のシュークリームを
A「…はぁ？え、え？」
爆豪「ざまぁ」
ぺろりと唇を舐めると、かっちゃんはニヤリと口角を上げた
わ、私のシュークリーム…
だけど、それよりも
A「か、か、かっちゃ…今…」
爆豪「んだよ？俺はお前の中じゃノーカンだろ」
A「今のは違うじゃん！」
爆豪「お前がそう思うんなら、そうなんじゃねェか？」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1015人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いりな(プロフ) - ルー。さん» ルー。さんコメントありがとうございます！うっわぁ、嬉しいです！！！！ (2023年2月17日 12時) (
レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
ルー。 - 神作だ、、、、 (2023年2月17日 10時) (レス) @page36 id: ac148f3bc0 (このIDを非表示/違反報告)
いりな(プロフ) - 真白さん» 真白さんコメントありがとうございます！こちらも読んでいただけて嬉しいです！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 青春だー (2023年2月16日 21時) (レス) @page36 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - ポンコツさん» ポンコツさんコメントありがとうございます！そう言って下さるととても嬉しいです♪中々更新出来ませんが、今後ともよろしくお願いします！！ (2022年3月5日 8時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年9月19日 0時
