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A「…えと、お母さん…？」
微かな物音と、甘い香りが扉の隙間から漂ってきて
もしかして、と思い部屋の扉を開けると
案の定お母さんが焼き上がったクッキーを片手にドアの隙間から覗いていた
母「ご、ごめんねぇ…心配で、つい…」
A「もぉ〜」
母「でも心配要らなかったわね！はい、出来たてホヤホヤよ〜」
爆豪「あざっす」
マイペースな母親だと分かっているかっちゃんも特に気にする事はない
和やかだなぁ
お母さんは買い物に出掛けるからと、また二人の空間に戻った
手元には美味しいクッキーが一枚、二枚…うーーん
A「かっちゃんかっちゃん」
爆豪「あ？」
A「右と左、どっちがいい？」
爆豪「あ？何がだ」
A「クッキー！どっちに持ってるでしょう！」
突然始まったゲームに溜息を吐いたけれど
嫌だとは言わず、取り敢えず話を聞いてくれた
顔は嫌そうだけどね
爆豪「当てたらなんかあるんか」
A「クッキーあげる！」
爆豪「普通に食うわ」
A「なーんーでー！ノリ悪いなぁ」
爆豪「チッ、…右」
A「正解！はい、クッキー」
爆豪「…ん」
口の前に出すと当たり前のようにパクッとクッキーを食べる
餌付け気分です
ツンデレの需要ぅー
目を下に伏せ、髪と同じ金色の睫毛が綺麗で
見つめていると上目遣いで不服そうに眉を顰めるのも
凄く好きだ
…性癖…になるの？これ？違うよね？
すると次は俺の番だとかっちゃんは
クッキーを
口に咥えた
A「冗談」
爆豪「ん」
A「マジか、かっちゃん」
ズイッと顔を近付けるかっちゃんは引きそうにない
私は諦めて端の方を一口齧った
顔が近くて、息がかかる
かっちゃんから香る匂いにドキドキした
少し齧ったクッキーの残りをかっちゃんが口角を上げながら食べ切った
私はというと、顔を両手で覆ってかくすので精一杯だった
爆豪「今更だろ
仲直りのチューつってんのはどこのどいつだ」
A「いや、その、私だけど…心持ちが違うじゃん」
爆豪「よく分かんねェ」
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いりな(プロフ) - ルー。さん» ルー。さんコメントありがとうございます！うっわぁ、嬉しいです！！！！ (2023年2月17日 12時) (
レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
ルー。 - 神作だ、、、、 (2023年2月17日 10時) (レス) @page36 id: ac148f3bc0 (このIDを非表示/違反報告)
いりな(プロフ) - 真白さん» 真白さんコメントありがとうございます！こちらも読んでいただけて嬉しいです！ (2023年2月16日 23時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 青春だー (2023年2月16日 21時) (レス) @page36 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - ポンコツさん» ポンコツさんコメントありがとうございます！そう言って下さるととても嬉しいです♪中々更新出来ませんが、今後ともよろしくお願いします！！ (2022年3月5日 8時) (レス) id: 41764a4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年9月19日 0時
