田舎育ちのハイパー野生児が世間知らず過ぎてヤバすぎる【東京卍リベンジャーズ】

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A視点



4月13日。
今のところなんの問題もなく過ごせている。
なんと不良にも絡まれることなく過ごせているのだ！
これはすごいことだ。
何ならプライベートの方が治安悪い。

多分流れてる情報が東卍の下駄を履いた女ってだけだから、
普通に制服を着て過ごしているとバレないのかもしれない。
徐々に着崩してこうと思ってたのに……。



無事に下校し、家の郵便受けを覗くと一通の手紙。
未だに日本へ来ない両親からの手紙だった。
内容は「日本にまた帰れなくなった」との事。



『……そっか』



両親も仕事だし仕方ない。
自分の親が世界から評価されているということは凄いこと。
だから仕方ないのだ。
なんでと嘆いたところで意味も無いんだから。

気分が暗く沈んでいく、そんな時にケータイが鳴った。
マンジローからのメールで、
「明日、朝から空けとけ」と送られてきた。
なぜ明日？





『あ、蘭から……』



今日はよくメールが来るな。
「明日の夕方、家誰もいねぇ？」と、
また明日を指定するメールだ。
だからなんで明日なんだよ。
そう思うけど明日は午前中以外なら予定が無いからOKした。
メールを送信すれば5分も経たずに返信が来た。
「じゃ、16:00くらいで。竜胆も行く」だそうだ。


なんか突然明日忙しくなったな。









4月14日 10:00



マイ「よ。おはよ」


『朝起きなんて珍しい。またドラケン？』


マイ「いんや今日はエマ。兄貴とケンチンはちょっとな」


シン「オーイ！準備OKだぞ！早く来い！」




シンイチローくんに呼ばれたマンジローは、
私の手を取ってそちらへ向かって走っていく。




着いた先にはドラケンとケースケとシンイチローくん。
3人は仲良く横に並び立っている。
ほんとに今日どうした？
なんか3人はウキウキわくわくだし。



『3人揃って……、ほんとに今日どうした？』


場地「どうしたってお前……。ほんとに忘れてんのか？」


ドラ「マジかよ。1番忘れちゃダメだろーが」


マイ「俺達は覚えてんのに自分で忘れるってヤベー」


シン「4月14日。A、お前の誕生日だろ？」



誕生日……。あぁ！そうだった！




「「「「誕生日おめでとう！A！」」」」

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