田舎育ちのハイパー野生児が世間知らず過ぎてヤバすぎる【東京卍リベンジャーズ】

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A視点



マイ「Aはもうほぼ山奥なんじゃないってレベルの田舎から昨日引っ越してきたド級の世間知らずなんだわ。昨日まで原付は知らないわ、野菜と卵は自給自足だと思ってたし、長距離移動は馬一択とか思ってたレベルのね」


三ツ谷「だいぶ重症だな……」



そんな細かく言わなくていいだろ、馬鹿野郎が。
三ツ谷くん苦笑いしまくりで大困惑じゃんよ。
我ながら初対面でこれはひど過ぎないか？
あまりにも酷すぎて三ツ谷くんにものすごく申し訳ない。



マイ「で、さっきも言ったように小5で走ってる原付に追いつけるヤッバイ運動神経してるし、今もつえーんだ。だから東卍メンバーにした訳だが、」


三ツ谷「サイズがねぇから仕立てろってことだな？」


マイ「さっすが三ツ谷！話が早くて助かる」



特攻服を1から仕立ててもらう？コイツらは正気か！？
服なんて1着仕立てるのにどれだけ時間がかかると思ってるんだ！

てか三ツ谷くんもそんな依頼簡単に受けちゃダメと思うが？！



『いい！いい！そんな時間かかること、わざわざやってもらえないから！刺繍も含めたら相当時間かかるだろうに、そんな』


マイ「オイ、お前三ツ谷舐めすぎ。お前が思ってるよりずっと三ツ谷はすげーんだよ」


ドラ「なんてったって、創設メンバーの特攻服"全員分"一人で仕立ててんだ。ヤベーだろ？」


三ツ谷「ってことなんだわ。女子なんだからサイズなんて特に重要だろ？黙って俺にAの特攻服仕立てさせろ！」



乗り気な三ツ谷くんも相当ヤバいけど、6人分仕立てさせたマンジロー達も相当ヤバいって……。

上下合わせたら12着？それを作ろうと思えば気が遠くなったり頭がクラクラしてくるレベルだぞ。

三ツ谷くんも相当ヤバいやつですね、まともだと思った私が間違いだった。




三ツ谷「一から作るってなると当たり前だけど、採寸が必要になる。男の俺が女子のA採寸すんのは不躾だから部員の誰かにしてもらうわ」


『お気遣いありがとうございます……』


三ツ谷「ははは、だからタメだろ。敬語なしだって」



でも何故か三ツ谷くんと話すと自然と敬語が出ちゃいそうになるんだよな。同い年だって理解してるはずなんだけど。

そういう自然な気遣いができるところがきっと敬語が外せなくなる理由なのかもしれない。圧倒的な年上っぽさ。

絶対マンジローと同い年には思えない。
マンジローヘ。三ツ谷くん見習ってください。

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