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A視点
マンジローとエマちゃんのお言葉に甘えて佐野家にドラケンと上がらせてもらうことにした。
ダイニングに案内され、マンジローとドラケンと向かい合うように座る。
懐かしいなぁなんて考えてると、エマちゃんがお茶を用意してくれた。
一番下なのにしっかりしてるなぁ。
それとも、上があんなんだからしっかりせざるを得ないのか。
エマ「はい、お茶。良かったら飲んで」
『ありがとう、エマちゃん』
ドラ「あぁ。ありがとな、エマ」
あ、そういえばここには本来なら挨拶で来ただったんだ。
突然の再会に頭から抜けかけてた。危ない。
『これ、挨拶の手土産。じいちゃんとばあちゃんが用意してくれたものだから良いやつだと思う』
エマ「マイキー!これ!」
マイ「なんだよ突然大声出して。うるせーな」
エマ「もらったお菓子、これ超有名店のどら焼きだよ!!」
『え?そうなの?』
手土産に関しては用意してもらったやつだからあんまり詳しく知らないんだよな。
まぁ、喜んでくれたのなら何よりなんだけど。
私の横に座るエマちゃんがマンジローに「ホラ!」と箱を見せて、それを見たマンジローが「うわ、マジじゃん!」と2人で盛り上がり始める。
仲睦まじい2人を見ていると微笑ましくなる。
一通り盛り上がり終えた2人が話をする姿勢に戻る。
マイ「マジでありがとな、A。で、なんで今こっち来たんだ?いっつもお盆とかだろ?」
『3週間前、両親から手紙が来て4月になったらこっちの実家で一緒に住もうって言われて。引っ越した』
ドラ「マジか!」
『うん。両親は引っ越し手続きとかあるからまだ来ないけど』
事情を話せば、3人はすごい嬉しそうな顔をする。
マンジローとドラケンに関しては同年代だよな?
なぜか分からないけど凄い幼く見える。
庇護欲湧きそう。
『てことで、これからよろしく……って何話してんの?』
さっき喜んでいた様子とは打って変わって、マンジローとドラケンは何かを真剣に話し込んでいた。
私がもう一度『ねぇ、』と話を遮ると意識をこっちに戻した。
ドラ「マイキーがお前があまりにも世間知らずすぎるっつーから……」
マイ「なんで俺だけなんだよ!ケンチンも言ってただろ!」
なんか、2人が謎の使命感に駆られている気がする。
そしてとても私に失礼な気しかしない。
マイ/ドラ「その世間知らずをマシにしろ!!」
……私の世間知らずってそんな酷い?
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希 要(プロフ) - あいさん» 紛らわしい表現をすみません!「殺.そうとした」という表現だと未遂や、やろうとしたけど無理だった的なニュアンスになってしまうかと思い、そう表現しました。混乱させてしまいすみません! (2021年10月8日 22時) (レス) @page40 id: d0c954cf97 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あ、すみません💦ちょっと飛ばしちゃったみたいです…生きてるってちゃんと書いてありましたね (2021年10月8日 19時) (レス) id: b9012f6ce3 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 最新とっても嬉しいんですけど、真一郎くんって27話らへんでは生きてる設定だった気がします… (2021年10月8日 19時) (レス) @page29 id: b9012f6ce3 (このIDを非表示/違反報告)
希 要(プロフ) - あんこらさん» 2周もしてくださってる!?ありがとうございます、感無量です……!楽しんでいただけてめちゃくちゃ嬉しい……!作者冥利に尽きます!これからも楽しんでいただけたら幸いです! (2021年10月6日 22時) (レス) id: d0c954cf97 (このIDを非表示/違反報告)
あんこら - 読むのめちゃ楽しいです〜!もう2周してしまった… (2021年10月6日 17時) (レス) @page37 id: c635b6e2f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:希 要 | 作成日時:2021年9月24日 15時