＃５５ ページ6
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あの頃は、校庭でドッヂボールをするのが流行っていて、その日もクラス全員でやるみたいだった。
つい昨日まで、同じチームになろうと言っていた友達がいたのに、今日はその友達は敵で。
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テヒョンに誘われて参加すれば、彼女たちの標的は当然のように私。
楽しそうに避けるジミンやテヒョンは気づいてないように見えたけど
私は嫌で嫌でたまらなかった。
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結局、体力が持たなくなってよろけて転んで。
尻もちをついて、見上げればいつかの友達が私を目掛けてボールを投げる直前だった。
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…当たるっ、
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そう思ったけど、衝撃は来ない。
TH「やべ、当たっちゃったよ。笑」
その代わりに私の前に立つ大きな背中が見えて。
当たっちゃったからついでにジヨンを保健室連れて行ってくるね
なんて、あっけらかんとして私の体を支えて立たせようとしてくるから
もうどうしたらいいか分からなかった。
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TH「よいしょっと…大丈夫？」
JY「…あ、うん、尻もちついただけだから…」
TH「…そうじゃなくて、泣きそうだから」
JY「…え？」
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自分でも驚いた。
泣きそう？私が？なんで？
そう思ったけど、すぐに溜まっていた涙が頬を伝っていくのがわかって。
結局、ポロポロとテヒョンの前で静かに泣き続けた。
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ぴら(プロフ) - jkさん» まじですか！！？？(すみませんつい汚い言葉が。)とてもとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2020年5月10日 16時) (
レス) id: b7616ddcbc (このIDを非表示/違反報告)
jk - 今までで一番好きかもしれん! (2020年5月10日 15時) (レス) id: a7604867ab (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！キュンキュンしてもらえて喜んでいただけたようで私も嬉しいです！今後もよろしくお願いします！ (2020年5月10日 11時) (レス) id: b7616ddcbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - キュンキュンしました！とても面白かったです！完結おめでとうございます！青春を感じれてキュンキュンしました！ (2020年5月10日 5時) (レス) id: 2c5e9ba063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴら
| 作成日時：2020年3月30日 4時
