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としみつサイド
としみつ｢そこで寝たら風邪引くだろ｣
つい10分前
Aがソファに横になったままウトウトしているものだから、そう俺が告げたら、
｢うん、わかった｣
と意識が朦朧としているだろう状態で返事が返って来て。
今見たらこれ。
ソファに置いてあったクッションを抱いたままスヤスヤ眠っていた。
俺の方に寝返って、｢ん…｣と小さく声を漏らす姿に、もう胸はドキドキでやられっぱなし。
シャツの裾がめくれてのぞいたヘソに、
としみつ｢…馬鹿だなこれは｣
そう思わず声に出た。
とりあえずブランケットをかけて、テレビの音を出来るだけ小さくする。
ブランケットをかける時、Aの髪の毛が手の甲に触れてドキッとした。
ツヤツヤでサラサラな髪の毛が俺の指の間を通り抜けて、
柔らかいシャンプーの匂いがして、
とくんと小さく胸を打った。
思わずそのまま、俺のその手は名前の頬を包み込む。
白くて柔らかいAの頬は、温かい。
綺麗な顔だな。と改めて思った。
長いまつ毛も、小さく高い鼻も、ぽってりとした唇も、綺麗。
でも俺が惹かれたのは、Aのそういう所じゃなくて。
優しくて温かいオーラとか、
聞き上手で頼れるところとか、
たまに見せてくれる弱音とか、
そういう所が大好きでたまらなくて。
＿＿＿＿明日いなくなるんだと思うと、離したくなくなった。
りょう｢離したくないって？笑｣
不意打ちで声がしてぴくっと体が揺れて振り向くと、
にやけてるりょう。
慌ててAから手を離した。
りょう｢声にダダ漏れ。手まで添えちゃって、恥ずかしい笑｣
シャワーを浴びてきたりょうは相変わらず爽やかで、俺の隣に並んでAの寝顔を見つめる。
としみつ｢うっせ｣
りょう｢としみつ中学生みたいで可愛いよ笑｣
としみつ｢ぶっ飛ばす｣
りょう｢って言ってぶっ飛ばしたこと一回もないもんね、優しい笑｣
としみつ｢…｣
完全にりょうの手のひらの上で転がされてる。
腹立つけど、それ以上にりょうが好きだから何も言えなかった。
りょう｢明日俺用事入っちゃったんだよね、｣
としみつ｢え？｣
りょう｢前のバイト先のメンバーでBBQ｣
としみつ｢…へぇ｣
りょう｢言いたい事わかる？笑｣
としみつ｢わかんね｣
りょう｢だから童〇は困る笑｣
りょうの最後の一言に腹たったけど、その続きを待った。
．
．
＿＿＿＿りょう｢Aの最終日、2人でデートしなってこと｣
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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…！泣きました。 (2018年8月17日 22時) (
レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´；ω；｀) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております！ (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです！最高でした！！ (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MONO | 作成日時：2017年5月5日 19時
