ラブエモーション【東海オンエア】

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りょうサイド


としみつとAが、きっとタジタジしく2人で買い物をしているだろう間に、こちら側は華もなくなりいじけています。


てつや｢…Aちゃんと俺が買い物行くはずだったのに｣

そう言うてつや。
本当にコイツは空気が読めない。
あれは完全にどう考えても、としみつとAを二人っきりにさせる流れだったのに、行きにくい空気を作りやがって。


虫眼鏡｢僕は途中から気づいたけどね。としみつの異変に｣

りょう｢さすがざわくん笑｣

てつや｢は？何に気づいたの？｣

りょう｢馬鹿だな〜ほんっとにてつやは笑｣

てつや｢全く意味が分からんのだけど｣


焦り出して、次第には落ち込むてつやがかわいそうになってきたので、俺から言ってあげることに。



りょう｢だから、としみつは完全に恋に落ちちゃってるわけ。｣



てつや｢はぁ！？｣

虫眼鏡｢はぁ！？って言う程でもないと思うけどね。｣

てつや｢驚くでしょ普通に！あの童〇としみつが恋とか有り得んから！｣

虫眼鏡｢でも、Aちゃんを初めて見た時に、これはとしみつのどストライクだなって思ったよ僕は。｣

りょう｢思うよね？やっぱり思うよね？笑｣

てつや｢…はぁ、言われてみればなぁ｣

虫眼鏡｢しかも優しそうな子だったし、りょうくんの幼なじみだから、いくら女の子が苦手なとしみつでも話しやすい立場の人な訳だ。
これは好きにならない訳がないなっていう話。｣


ざわくんの完璧な分析により、論破されたてつや。

でも、やっぱり不安みたいです。


てつや｢でも俺だってどストライクやん！！めっちゃくちゃ可愛いし俺がどつまらんこと言っても笑ってくれる最高な子だし｣

虫眼鏡｢てっちゃんとどストライクの範囲と、としみつのどストライクの範囲は大きく違うからね｣

てつや｢そうかもしれんけど！｣


2人の喧嘩が加速する前に、慌てて入る。


りょう｢でもね、てつやとかとしみつの好みがどうとかいうより、Aも結構としみつのこと好きだと思うよ、俺は｣


てつや｢なに！？あの童〇のどこに惹かれる｣

虫眼鏡｢あ〜、そういうことね。｣

りょう｢うん。
Aさ、昔っからモテるからさ、グイグイ来られる男の人にあんま興味持たないっていうか、惹かれないっぽくて。
むしろ、としみつぐらい引き気味の方が良かったりするみたいなのね｣

てつや｢ほぉーん｣

虫眼鏡｢へぇ、モテる人はやっぱり考えることが違う｣




…3人の熱い討論は、まだまだ続きます。

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