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あなたサイド



____弱音を全部吐いてしまった。



出会って間もない人に、自分の弱い所を全部さらけ出してしまった。

自然と口から溢れ出てしまった。

…怖いくらいに、自然だった。


隣から感じる、としくんの柔らかい体温と息遣いが落ち着いた。

懐の広さを感じた。



考えれば考えるほど、不思議な気だなって。





____としみつ「Aさん」




色々思い出して涙をぐっと堪えていた時、また、その優しい声で私の名前を呼んだ。








.









____としみつ「俺なら、Aさんを幸せにできるよ」













.





思わず、ドキッとした。

幸せにできるよって。


…告白だと思いたい。
でもそうじゃない。
だから、辛い。


そんなの分かってるのに、

こんなこと言われた事ないから

どうしていいのかわからなくて

体と目頭が熱くなって

思わず私の目に溜まった涙を見て、としくんは慌てた。


としみつ「えっ、泣く?」

「うん、泣く」


でもその後に、としくんの言葉に頷いた私を見て、ふにゃっと笑った。




としみつ「時々岡崎に帰ってくれば良いやん、ね?」





____凄く優しい。優しすぎる。


突然こんなこと言われて、こんなに優しくしてくれる人、いないよね。

優しすぎるよね。

そんなところも、好きです。大好きです。




黙って、私の歩幅に合わせて歩くとしくん。

…好き。






としみつ「何食べたい?昼」

「…奢ってくれるの?」

としみつ「今日は特別 笑」

「でも…」

としみつ「Aさんは、今日明日くらい休まないとダメっす」


としくんは、ちょっと冗談交じりにそう言って。


「ごめん」

としみつ「ありがとうって言ってください 笑」

「ありがとう」


____としみつ「はい」



私の方を見て、私のお礼に心の底から嬉しそうに笑ってくれて。


もう、抜け出せない。

としくんの腕の中から抜けることが出来ないくらい、

好き。

もうどうしょうもないくらい、

言葉じゃ表せないくらい好き。





____その笑顔が、私の心をどれだけ元気づけてくれてるか、


あなたは知らないよね。

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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!泣きました。 (2018年8月17日 22時) (レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´;ω;`) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております! (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです!最高でした!! (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MONO | 作成日時:2017年5月5日 19時

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