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あなたサイド
好きなことをしてるとしくんは、凄く楽しそうだった。
…あんなふうに、私の前でも笑ってくれたら。
そんな風に思うばかりで。
異性だから仕方ないはずなのに、あの笑顔を側で見られるりょうくんを羨ましく思った。
.
＿＿＿＿撮影の後は、てつやさんと虫眼鏡さんがたくさん話してくれた。
ちょっとタメ口で話したり冗談を言いあえたりする関係になれて、嬉しい。
2人とも愛想が良くて、少し変わっていて、りょうくんがこの人たちといて飽きない理由が少しわかったりもした。
(たまに少し色目を使ってくるところは苦手だけれど笑)
てつや｢ねー、Aちゃん可愛いからさ、彼氏とかいるでしょ？｣
｢何ですか急に笑 いないですよ｣
虫眼鏡｢絶対いるって、今の動揺｣
｢いませんって笑 急に聞かれたからびっくりしただけ｣
てつや｢じゃあ好きな人は？｣
｢いません。｣
てつや｢本当に？｣
｢本当に 笑｣
慌ててそう答えるけど、なかなか信じてもらえない。
でも
＿＿＿＿好きな人がいないっていうのは、嘘かもしれない。
いや、嘘。
だって私は
としみつ｢＿＿＿＿あっ｣
ふいに目が合って、そう声を漏らして、
始めて、私をじっと見つめ返してきた、
あなた
＿＿＿＿としくんが、好きだから。
いつもよりちょっと長く見つめられて、驚きと嬉しさで笑みが零れると、サッと顔を逸らして、そのまま突っぷされてしまった。
この光景は何度も見た。
…いい加減、嫌われてるのかな。
何度もそう思うけど、その度に、
＿＿＿＿『俺も、仲良くしたいです。』
昨日、私の目をまっすぐ見つめて言ったとしくんの声が忘れられなくて。
また、見つめてしまう。
…馬鹿だよね。
てつや｢なんかぼーっとしてんね笑｣
｢…あっ、｣
ふと我に返って、恥ずかしくなる。
虫眼鏡｢これ何回目だ？笑｣
｢そんなにぼーっとしてた？ごめん、なんかスッキリしなくて｣
てつや｢もう、絶対恋してるやん！！あー！俺もAちゃんに好かれたいーーー！！｣
虫眼鏡｢うるさいよ、てっちゃん。Aちゃんの好きな人は僕だから笑｣
てつや｢冗談でもそんなこと口にするなお前は！その顔で！｣
虫眼鏡｢てっちゃんも人の事言えない。笑｣
てつや｢うるさい！！俺はAちゃんと付き合うって決めた！！｣
強引な話に振り回されて、｢もうやめて下さい笑｣と呆れて笑ってると、
＿＿＿＿としみつ｢Aさん｣
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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…！泣きました。 (2018年8月17日 22時) (
レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´；ω；｀) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております！ (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです！最高でした！！ (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MONO | 作成日時：2017年5月5日 19時
