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りょうサイド
としみつとは、中学ん時から友達でずっと一緒にいたのに、
こんなに1人の人に夢中になるところを初めて見た。
めっちゃくちゃ優しいし、女の子を怖いくらいすげー大切しする。それプラスイケメンでスポーツもできる、俺からしたら完璧なとしみつ。
なのに、女の子が苦手だとか言って、遠目から見ては目を逸らしてを続けてきたとしみつが、こんなに頑張って、こんなに好かれようと努力してる。
(今は遠目に見てるだけだけど笑)
Aを見つめる目が、とろーんとしてて、いかにもそれこそ天使を見るような目をしてる。
時々ため息をついては、目を逸らして、また見てを繰り返す。
…可愛い。可愛すぎる。笑
としみつ「…Aさんって、人間じゃないんじゃね」
りょう「は?どうした急に笑」
としみつ「俺らと同じ人間とは思えねーくらい綺麗だし可愛いし、眩しい」
てつやと虫眼鏡の話に、楽しそうに笑うAを見つめては、こんなことをダラダラと語るとしみつ。
重症だな、これは。笑
りょう「俺じゃなくてAんとこ行けばいいじゃん。それで話してくれば?」
としみつ「は!?馬鹿けぇ。無理だわ」
りょう「チキンだな、としくん笑」
としみつ「だって。何話したらいいのかわからんやん」
りょう「中学生じゃないんだから笑」
としみつ「無理なもんは無理なんだよ」
りょう「無理じゃないよ笑」
としみつ「いや、りょうは幼なじみっていう最高のレッテルあんじゃん。
Aさんの料理好きなんだよね。とか言っちゃって。どんだけ食べてんだよ吐き出せ。ずるい。腹立つわ」
嫉妬が募りに募って、八つ当たりを始めたとしくん。
もうそれすらも可愛くない?笑
りょう「まあまあ落ち着いて。笑」
としみつ「____あっ」
りょう「えっ?」
俺が宥めると、俺の話そっちのけで突然胸元のシャツを握りしめたとしみつ。
不思議に思って、としみつの視線の先を見ると、
俺らの視線に気づいたAが、俺ととしみつを見て顔を赤らめてちょっと照れくさそうに笑った。
としみつ「…笑った」
あまりの不意打ちに、幼なじみの俺でもちょっと可愛いなと思ってしまった。
____としみつ「やべぇ可愛い。やっぱめっちゃ好きだ」
としみつは、そう言って机に突っ伏した。
顔を隠しても、耳が真っ赤なのがバレバレだよ。笑
.
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____思えば、この当たりから、2人は惹かれあってたのかなって
今になって思ったり。
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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!泣きました。 (2018年8月17日 22時) (レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´;ω;`) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております! (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです!最高でした!! (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MONO | 作成日時:2017年5月5日 19時