〇 3 ページ3
としみつサイド
____俺は、昔っから女の子が得意じゃない。
だけど、女の子が好きか嫌いかと言われれば、好きだ。大好きだ。
なのに、女の子が俺のことを好いているかと言われれば、全然そうではなくて。
全くモテない。びっくりするくらい。
だから、それが痛いくらいに自分でもわかっているから。
本能的に自然と女の子を避けながら生きてきた。
YouTubeでは、童〇など半童などいじられ、まぁたまったもんじゃねぇ。と思ったけど、
別に下心とかそういうのがあるわけでも無いし。
自分がそういうものであることに、嫌悪感は特に無かった。
まあ要するに、そうこうあるうちに今に至った訳ってことです。
.
.
____そして昨日に遡る。
そんな俺を見兼ねた、この爽やかイケメンりょうが俺に見せてきた、一枚の写真。
「この子、可愛くない?」
そんなことをいうりょうはまぁ本当に珍しくて、思わず興味をそそられゲームを中断して目をやると、
「はっ!?馬鹿可愛いやん!!」
そこに映ってたのは、まさに俺らと同い年くらいの美人。
本当に可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
顔が可愛いっていうか、スタイルが良いっていうか、特別そういう訳でもなく、
滲み出る雰囲気とか、笑顔とか、上品で清楚な服装とか、白い肌とか、そういうものに引き付けられる、魅力的な人だった。
「だろ?そういうと思った笑」
ドSなりょうは、ここまで俺を虜にさせといて、「そういうと思った」なんて中途半端に話を中断して、音楽を聴き始める。
「待って、それはずるくね?
その子とどういう関係なのお前!」
「どんな関係って、幼なじみ?笑」
「はぁ!?!?」
中学校からの仲でありながら、こんなに素敵な人と幼なじみだったなんて知らなかった俺を惨めに思いながら、悔やんでると、
____「会いたくない?この子に」
そう言ったりょう。
…あー…最初からこいつ、俺に紹介する気で話振ってきた訳だ。
そう思った途端、うれしさのあまりニヤニヤが止まらなくて、「会いたい」と、めちゃくちゃ気持ち悪い顔で答えてしまった。
573人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!泣きました。 (2018年8月17日 22時) (レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´;ω;`) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております! (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです!最高でした!! (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MONO | 作成日時:2017年5月5日 19時