41 ページ41
放課後3人で図書室に向かっている途中、財布を教室に忘れた事を思い出す
『あ！やばっ！
財布教室に忘れてきた』
廉「おい、なにしてんねん」
『ごめんごめん
先行ってて！すぐ行くから』
私は2人に背を向けて自分の教室へと走る
運良くまだ教室の鍵は閉まっておらず、いちいち職員室に行かなくても扉を開けることができた
『えーと、財布〜財布〜私の財布〜』
即興で作った財布ソングを口ずさみながら中に入ると、1人の女の子が「ないな〜」と呟きながら何かを探している
あの子多分私のクラスだった気が〜
あ、私の目的は財布でしょ！
待たせたらまた永瀬君に怒られちゃうよ
私は急いで自分の机の中を見ると黒色の財布を発見
2人を待たせては行けないと思って速攻で教室を出ようとするが
あの女の子が探している姿を思い出すと、いてもたってもいられなくなる
『あの〜何探してるの？』
自分が知らないうちに口が動いていた
女の子はいきなり話しかけられると思ってなかったから肩をビクンと動かした
「パンダのぬいぐるみがついた家の鍵なんだけど」
『教室で無くしたの？』
「多分…」
『机の周りは調べた？』
私は彼女の机の周りを1周回る
「もう見落とす所がないってぐらい調べた」
『じゃあ、教卓は？』
「教卓？」
『教卓の中によく先生が忘れ物とか落し物を入れてるんだよ』
「まじ！？」
女の子はすぐさま教卓に駆け寄り、中をみると「あった！！」と大きな声で叫び私に見せてきた
『良かった』
「ありがとう〜Aちゃん！！
これで家に帰れるよ〜」
彼女は私の手を両手で包み込んだ
「私同じクラスの後藤由紀
また今度なにかお礼させて！！」
『お礼なんてそんなのいいよ』
由紀「いいの！！
色々あった時はさ私弱くて話しかけられなかったけど、今はAちゃんのいい所知ってもっと知りたいと思ったの
だからね？謝罪も込でお礼さて？」
色々あった時というのは多分いじめられていた時だろう
こんな事を女のコから言われた事ないからなんだか新鮮だな
『う、うん…分かった』
私がそう答えると「ほんと？やったー」と言ってもう帰らなければ行けないらしく風のように帰っていった由紀ちゃん
私も待たせている事を思い出して猛ダッシュで図書室に向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな - もし、わざとならすみません。m(｡>__<｡)m (2020年9月18日 17時) (
レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 「会わないかもしれない」の所「合わないかもしれない」になってますよ。 (2020年9月18日 17時) (レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - チャンサキさん» ありがとうございます！！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！ティラノな王子様2もできたのでそちらも読んでくださると幸いです。あと、いつもコメントありがとうございます。すごく励みになってます！！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ななみさん» 更新させていただきました！ついでに続編も出来ました！！ティラノな王子様2では恋愛要素多めにする予定なのでそのまま見てくださると嬉しいです！あといつもコメントありがとうございます。めっちゃ嬉しいです (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - またまたコメントしちゃいます！相変わらず面白いお話書いてますねー！？笑笑。こりゃ、一波乱ありそうで楽しみです、、(・∀・) (2020年3月30日 22時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミミ
| 作成日時：2020年3月20日 21時
