88 ページ38
家まで全速力で走った
その途中で、紫耀と過ごした沢山の思い出が頭の中でフラッシュバックする
一緒に食べたアイスクリーム
夜なのに水遊びをして遊んだ公園
全てが私の大切な思い出
それを無くすなんてできない
『はぁはぁ』
私は息を切らしながら紫耀の家のインターホンを押すけど全然出ない
そして私は何故か勝手に足がベランダ自分のベランダへと向かっていた
カーテンを開けて、ベランダの窓も思いっきり開けると
『紫耀…』
そこには自分のベランダを装飾している最中の紫耀がいた
よく見てみると、風船でHappyBirthdayとえがれていた
紫耀は私に気付くと、目をすごく開けて驚いている
紫耀「え、A?帰ってくるの早くね?
え?あ、もしかして忘れ物?」
紫耀はベランダを1周してどうしよとブツブツ言い終わった後、「バレたならもういっか」と言ってクラッカーを1つパーンと打ち
紫耀「お誕生日おめでとう!!」
と言った
『な、なにしてるの?』
紫耀「いや〜誕生日祝うの最後かもしれないと思って可愛く装飾したかったんだけど……あまりにも早く帰ってきたから間に合わなかった」
紫耀はエヘッと笑ってみせた
紫耀「あ、これ誕生日プレゼント!!」
紫耀は誕生日プレゼントをベランダから投げて私はそれをキャッチする
袋を開けてみるとその中には、何とも言えない顔をした犬のぬいぐるみキーホルダーだった
なんでこれをチョイスしたのか、謎すぎて笑えてくる
『ぶっさ』
紫耀「えーー可愛いじゃん」
『いやいや、ブサイクだよこれ
まぁ、ありがとう……』
紫耀「おう…」
話が終わると沈黙が続く
そして紫耀はハッとし、また話し始める
紫耀「なぁ、廉大丈夫なのかよ
待たせてるんじゃねぇーの?」
紫耀は私が忘れ物をして家に一旦帰ってきてると思いっているのだろう
『う、うん』
紫耀「早く行ってこいよ
じゃあな」
私は紫耀に手を振りベランダを出ようとする
私なんのために廉と別れて紫耀の所に来たのよ
自分の気持ち伝えるからでしょ!!
このまま何も言わずにいるなんて、廉の優しさを踏みにじる事になる
言わなきゃ…好きだって
1573人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミ(プロフ) - ななみさん» 最後まで読んで頂きありがとうございました!そう言って頂けると書いて良かったなと思います。書きたくなったらまた戻ってくると思うので約束なしで待っててください!! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 箱推しティアラ??さん» 最後まで見て頂いて、そして嬉しいお言葉ありがとうございます!!また書きたくなったら多分すぐに戻ってくると思います笑 (2020年2月21日 14時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 完結おめでとうございます。それぞれの想いがすごく伝わってくる作品で、ドキドキしながら読ませていただきました。紫耀君からのBDメールは涙が止まりませんでした。また是非読ませてください。その日まで約束なしで待ってます。 (2020年2月20日 22時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ??(プロフ) - 完結おめでとうございます!これが最後の作品になるかもしれないのですね・・・。でも、戻ってきてくれるの待ってます!最後かもしれない作品を最後まで読めてよかったです!(^^)! (2020年2月20日 22時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミミ | 作成日時:2020年1月21日 16時