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家まで廉に送ってもらい、自分の部屋に入るとまっさきに目についたのはベランダだ






私はすぐさま携帯を取り出し紫耀に電話を掛けた







廉と約束したんだから








3コール程で「はい」と紫耀の声が聞こえた









言わなきゃ









紫耀に付き合えないって言わなきゃ








紫耀「A?」








でもいざ言おうとするとなかなか声が出ない







『あ、あのね紫耀…』








紫耀「俺の勘なんだけど
告白の返事?」









中々言い出さない私の声を聞き、薄々勘づいていたのだろう







私はゆっくりと紫耀に話し始めた








『う、うん
あのね、私…紫耀とは付き合えない…』








紫耀「・・・」







『私には廉がいる
紫耀の事で苦しかった時いつも廉がいてくれたの
だから…廉を裏切る事なんてできない』








紫耀「そっか」







『だから、もう諦めてほしいの』


紫耀「嫌だよ」








私の声と被るように話す紫耀







紫耀「俺Aの事諦めるなんて無理だよ
だって好きなんだもん」







早く分かってよ


迷惑だって








『なんで…なんでいつもそう自分勝手なの?』







紫耀「え、」







『美優と付き合った時私の気持ちなんてなんも知らなかったくせに、今更好きだから諦めたくないって…紫耀は自分勝手すぎるよ
なんで私をまた苦しめるのよ』







声を出す度に涙が溢れてくる






『お願いだから…嫌いになって』









紫耀「ごめん今まで苦しめて
でも、俺Aを嫌いになんてなれない
好きだよ多分これからもずっと」









『・・・』







少しの沈黙の後






紫耀は掠れた声で一言







































紫耀「A普通の幼馴染みに戻ろっか…」








そう言った

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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉   
作品ジャンル:恋愛
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ミミ(プロフ) - ななみさん» 最後まで読んで頂きありがとうございました!そう言って頂けると書いて良かったなと思います。書きたくなったらまた戻ってくると思うので約束なしで待っててください!! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 箱推しティアラ??さん» 最後まで見て頂いて、そして嬉しいお言葉ありがとうございます!!また書きたくなったら多分すぐに戻ってくると思います笑 (2020年2月21日 14時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 完結おめでとうございます。それぞれの想いがすごく伝わってくる作品で、ドキドキしながら読ませていただきました。紫耀君からのBDメールは涙が止まりませんでした。また是非読ませてください。その日まで約束なしで待ってます。 (2020年2月20日 22時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ??(プロフ) - 完結おめでとうございます!これが最後の作品になるかもしれないのですね・・・。でも、戻ってきてくれるの待ってます!最後かもしれない作品を最後まで読めてよかったです!(^^)! (2020年2月20日 22時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミ | 作成日時:2020年1月21日 16時

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