ベランダ恋伝い2

66 紫耀side ページ16

紫耀side





美優の家を出た後頭がボーッとして何も考えられなかった







その時ピコンッと一通のLINEが届いていた









ママひき肉買い忘れたから買ってきて









あーーなんでこんな時に限ってなんだよ





めんどくさ






俺は了解と送ってその足でスーパーへと向かった







スーパーに着くと割引の日かなんかで人が沢山群がっていて、更に気持ちが嫌な感じになる








ママに頼まれた通りひき肉が売っている場所に向かうが、これもまた沢山の肉が割引になっていてお母様達が群がっていた







あの中入るのか〜




嫌だなぁ〜







俺はさっさと家に帰りたいと思い割引シールが貼られていない元々の値段が少し高めのひき肉を手に取りその場を後にしようとした









しかし、誰かによって腕を掴まれた








『ちょっとそれ高い肉じゃん！！
せっかく割引シール貼られてるんだからあっちの肉買わなきゃ紫耀ママに怒られるよ』








紫耀「A」







『なに驚いてるの？
なんか今日はよく会うね』






少しニコッとするAを見て思った事それは







ママ俺におつかい頼んでくれてありがとう！！







美優を振ってまでAを好きだと確信した今、俺にはAしか見えてない







紫耀「あの中入るの嫌だよ」







『もーうその肉とあの肉500円ぐらい違うんだよ！？しかもそれ量も少ないし』






Aは『紫耀行くよ』と俺の腕を引っ張ってあのお母様達の群れへと入り込んだ

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