俺の貞操が非常に危険です。【鬼滅の刃】

貞操４５ ページ49

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「 A、嫌だ、嫌だッ····· 」



「 嫌よAくんッ！！私、まだあなたと全然甘味処行ってないわ···！！！ 」



「 ·····俺は、絶対に信じない 」



「 頼む、神様ッ、どうか、どうかAを生き返らせてくれよォ·····！！！！ 」



「 A、まだ死なれちゃ困りますよッ！！ 」



「 嗚呼、A···嘘だと言ってくれ····· 」



「 ·····お前のために、俺達が必ず仇を取ろう。

今はそれが俺の責務だ 」



「 いつもみたいにド派手な笑顔見せやがれッ！！ 」



「 お前が居なくなったら、俺は····· 」





ふわふわとする頭の中


最後までみんなの顔を見ようと俺は重たい瞼を必死にあげて何とか耐えていた。






·····今思えば、壮絶な毎日だったなぁ。



毎日男に追っかけ回される日々だったけど、それでも楽しかったんだ


あの日常が。






「 Aさんッ、どうして···！！俺は、俺はまだあなたに何も伝えられていないのにッ！！！ 」



「 A···さん·····嫌だ、嫌だよぉッ·····！！！！ 」



「 A、なんだこれ、なぁ教えてくれよ·····。

なんでこんなに胸が痛てぇんだ···？なんでズキズキするんだよ·····！！！ 」




ごめんなぁ···


俺が弱くて、ごめんなぁ·····！！






『 ·········· 』




みんなの目から零れ落ちる涙を見て、俺は薄く笑った



掠れた声で、最後に言う









『 ·····俺、は、みんなの笑顔が、好きだよ 』




忘れっぽくても、

大食いでも、

ねちっこくても、

横暴でも、

毒舌でも、

慈悲深くたって、

燃えるように情熱的だって、

馬鹿みたいにド派手だって、

無口で言葉足らずだって、



純粋で優しいお前が、

女好きで惚れやすいお前が、

いつだってまっす進むお前が、





『 ···だいすき····· 』









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