はーちじゅーきゅー ページ41
きらっとしていて、その人がいるだけで明るくなる場の雰囲気
笑顔でしっかり目を見ながら話されれば、たちまち好きになってしまう
知的さも兼ね備え、けれど溢れでる華やかさ
「…………………」
そんな印象の女性
「あおちゃん?」
「あ、はい…!」
後ろを歩けばいい香りがするんだろうなって考えていれば源田さんに声をかけられた
「はじめまして」
「源田さんですよね…こんにちは…」
「ふふ、話に聞いていた通り」
いつもならどんな風に話してくれているのか気になったりするけど私が今気になって仕方ないのは森くんの傍にずっといる広報の女性
「ずっーと見てるね」
「いや…あの、いつも広報の方男性しか会ったことなかったので女性の方凄く綺麗で…目で追ってしまいます…」
「あ、そっち?」
「私が森くんだったらああいう方と結婚しますね」
「えー?本当に?」
私が森くんであれば絶対私みたいな価値のない女よりあの広報さんみたいな人がいい
「俺が友哉だったらあおちゃん選ぶよ?」
「浅村さん…!」
浅村さんが横から急に現れた
「浅村さん格好いい!」
「また友哉に怒られるわ」
「え、森くんに怒られたんですか…?」
一時期はずっと浅村さんともこういう話したん?とか浅村さんのこと本当に浅村さんって呼んでん?なんて聞いてきてた
「あおちゃんは知らなくてええことや」
「あ、浅村さん…これ、全然大した物じゃないんですけど……嫌だったら捨ててもいいんですけど」
「ええのにーなにー?」
実は買い物にいくたびにしれっと森くんと紳士コーナーとか覗いていたけど浅村さんの好きなブランド物は到底私には買えないものばかりで…
しかも、なに?浅村さん?ってついていく度に言われ内緒で買うのも気が引けてしまい
「ごめんなさい、手作りです……」
「え、これ手作り?」
ラッピングこそ調べながらしっかりやったので見映えだけはいいかもしれない…
「源田さんというか…こちらもみなさんでよかったら…本当アスリートの方にこんなもの申し訳ないんですけど一応栄養士の資格は持っているので…
大丈夫だとは思います…………」
「栄養士の資格持ってるんだ!すご」
「ありがとう、食べるのもったいない」
「全然……そんな…」
「ちょ、なにしてん?」
不機嫌全開で現れたのは……
すぐ後ろに華でも咲いているかのような女性を引き連れた森くんです…
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ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» 愛読ありがとうございます!これからもよろしくお願いします* (2019年12月8日 16時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく楽しんでます!更新されてるのが分かるとワクワクしながら話しみてます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 182a43e907 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます( ;∀;)引き続き楽しんでいただければ嬉しいです* (2019年10月20日 1時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです!この後の展開がすごく気になります(><) (2019年10月17日 20時) (レス) id: 86590ef639 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - eri0424さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年10月15日 10時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶ る ー か | 作者ホームページ:http://semi.karasu
作成日時:2019年8月19日 11時