" The Greatest " second

はーちじゅーなな ページ39

なのちゃんと別れ次に向かうのは




「お、いらっしゃーい」




めちゃくちゃお久しぶりの山川さん…
最後に会ったときよりも大きくなられた気がする





「こ、こんばんは…」


なのちゃんとはうってかわって、私とても緊張中
森くんもこんな気分だったのかな…






「日々のご活躍のお姿拝見しております……」




「は、はい」




「あお堅すぎるわ！」




ふたりに笑われてしまうもので、思わず私も口許を緩めてしまう




「どうもこんばんは〜」と奥から現れたのは…

山川さんの奥さま……9日に籍を入れるらしい




「碧夏ちゃん？かわいい〜〜！」



「はじめまして碧夏です…！

え、っと9日がおふたりにとって最良の日になりますよう、心からお祈りしています…」




「あ、ありがとう…」




「堅いって！これあおと選んだから、あげるー」




私は森くんとは違い来るまでの間で何買ったらいい？と相談し先程購入した

前もってという森くんのように用意周到にできなかった…、気をつけよう…




「あおちゃん嫁ぐ先ぜったい間違ってるよ」



笑いながら山川さんに言われると




「そう思うやん？さっきあおの友達に会っててお似合い言われたから」


誇らしげに言う姿に森くんもお似合いって言ってもらえて嬉しかったんだと心の中で満面の笑みを浮かべた




「えーまあ確かに亭主関白に見せかけてのかかあ天下って感じはする」




「かかあ天下なんて……！」


な、かかあ天下ってなに？って聞いてくる森くんは一旦スルー



「あおちゃんが友哉くんをいい方に導いてくれそうってことでしょ？」



「そ！それ！」



「買い被りすぎです、」



私が森くんを支えていくっていうのは考えていたけど森くんが辛いときに明るい方へと導いていかなくてはいけない




うーんんん、今からめちゃくちゃプレッシャー…




「俺はあおに任せるって決めてるんや」




「ぜったいその方がいい」




「やろー？頼むであおー」



何を任されるんだろう…金銭管理？栄養管理なら得意分野だけど、





山川さんの奥さまは明るさがあって、凄くしっかりしている

私の想像している奥さんの理想系…私もこんな風になりたいな〜



たくさん美味しいものをいただいて…

森くんの食べる量にいつも驚かされてるけど山川さんはもっと凄かった…






「つぎは結婚したら行くわ」




「あおちゃんまたね〜」




濃い１日だった


森くんの素敵なところがたくさん見られた

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