検索窓
今日:33 hit、昨日:20 hit、合計:205,399 hit

ななじゅーきゅー ページ31

「いじわるっ……て、?」
 


森くんに意地悪されることなんてない…はず



「頼りにしてくれないのは正直堪えた、ストーカーとか普通に危ないし、よりにもよって浅村さんに頼るとか…」



ストラップつけてただけで不機嫌になってたな…と思い出した



「俺より浅村さんの方が格好ええからあおぜったい心移りしたなーって」



「そんなこと、」



言いかけたけど森くんのお話中、口を挟まないようにしよう…



「俺、あおに言い過ぎたって思ったのは結構日が経ってからで、

あおが泣いているの聞こえてたしそん時は深く何も考えられなかった。


………ま、苛つきすぎて、スマホ壊してもうて…


あおからLINEきてたのは知ってたんやけど、見てないし、データ全部消えて見れんくなって…

浅村さんに聞けばあおの連絡先わかるって思ったけど、まあ嫌やし」



どうして、森くんは苛立ったらスマホを壊してしまうのだろう…と疑問が湧いたけどすぐにその考えを追いやった




「あおに嫌われたな、って落ち込んでだけどもしかしたら会いに来てくれんかなってずっと待ってた」



今日来なかったら家の前で待ち伏せようって

でも浅村さんと一緒だったらどうしようとか思ってたなんて付け加えられて




「 たしかにあおはいつも隙のない感じやけど俺は結構あおの隙のないとこ見てたつもりやし、だからあおが弱さを見せてないは違う

俺が違うって言うてんやから違うもんは違う 」



驚いた、と同時に嬉しかった


森くんはちゃんと私の弱い部分も見ていてくれていたんだって

きっと私が思っている以上に私のことを理解してくれているに違いない



「俺のこと傷つけられるのあおだけやから、なんやっけ、あの難しい言葉、…特権?やろ?」



特権か…


私も森くんじゃないと仲直りしたいと思わなかったかも




「それとあおはずっと自慢の彼女、何も気張らなくてええから」



止まっていた涙がまた滝のように流れた




「もり、ぐんっ……」




「あお」
 



抱き締められるのは凄く久しぶりに感じる


やっぱり私は森くんが好き


 

「一緒に住もう」




「……え?」




「もうぜったい離したくないから





結婚しよ」

はーちじゅー→←ななじゅーはち



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (170 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
353人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» 愛読ありがとうございます!これからもよろしくお願いします* (2019年12月8日 16時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく楽しんでます!更新されてるのが分かるとワクワクしながら話しみてます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 182a43e907 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます( ;∀;)引き続き楽しんでいただければ嬉しいです* (2019年10月20日 1時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです!この後の展開がすごく気になります(><) (2019年10月17日 20時) (レス) id: 86590ef639 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - eri0424さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年10月15日 10時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぶ る ー か | 作者ホームページ:http://semi.karasu  
作成日時:2019年8月19日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。