" The Greatest " second

ごじゅーいち* ページ2

「わ、え、なんで…？え？」



「やっと起きた…」



勝手にシャワーは使っていいものかと頭を悩ませたり、あおはこのまま寝かせていいのか…


俺はどこで寝るべきか…と実際眠りについたのは3時くらいで、


10時くらいに起きればあおはまだ眠っていて





「あおー」って声をかけても反応はなくて


こいつ学校ええのか…なんて心配して軽く揺すりながら「起きなくてええの？」と言えば




「うるさい、まだ寝るんやって」



ってはっきり言われて心が折れかかった…

あおって寝起き悪いんやな……



どうやったら起きるんだと思って考えていたらぱちっと目が合った



ことの経緯をすべて話して、襲おうとしたことはもちろん話さん！



「ごめん、森くん………とりあえず、朝食作るね！」


もう朝食って時間でもないけどあおのご飯を食べられるのは嬉しい



「森くんもしかしてソファーで寝たの…？」


「あ、うん」


「体とか痛くない？」


本当はあおの横で寝ようとしたとは言えない


「私床に転がしてくれててよかったのに」


「いや、絵面やばいやろ…！」


「ふふっ」



めっちゃ機嫌ええやん…、、



「あお学校ええの？」



「あ！……ま、いいやたまには」



真面目っていう印象のあおだけどちゃんとたまに休んだりとかしてるならあんま心配しなくてもええのかな


自己管理とかうまそうやし



「あお、ならお願いあるんやけど」



「え、やだ、無理……」



「そもそも、あおが起きるの遅いんやって！」



「ご、ごめんって………」



「鍵置いとくから」



「無理だったらごめん」



「試合出れんから！」



今日からエメラルドユニフォームになるということに合わせて

バッティンググローブや諸々を変えるらしくそれが部屋にあるから届けてくれというもの




「警備員さんとかに渡せばいいよね……」



「話通しておくから、ちゃんと俺に届けてな♡」



「いじわる………！」



「昨日散々いじわるしたのはあおやから！」



「え、私いじわるした…??!」



ご飯を食べながら話す話は今まででいちばん親近感があるというか、友達っぽい感じがした


悪い意味じゃなくて、良い意味で、これが仲の良いカップルって感じなんかな



「じゃ行ってくるわ」



「うん、たくさん本当にありがとうね」



「ちゃんと来てな？？！」



「…はーい」



あおの部屋から出てこういうのええなって心から思った

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