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樹side
もう俺の体力は限界に近い。
それどころか、撃たれた右腕の痺れが強くなって、ほとんど動かせない。
安達に復讐したいのに。
早くきょもを助けたいのに。
そもそも、本当にきょものことが目的なの？
北斗の推理が信用できないわけじゃない。
ただ･･･信じたくない。
樹「きょも！･･･ねぇ、どこにいるの･･･」
何度ドアを開けても、きょもが居ない部屋ばかり。
体力の限界で、俺はついに立ち止まってしまった。
ガチャ
樹「え？」
立ち止まってすぐ、目の前の扉の鍵が開いた。
他のドアとは違う。
･･･きょもはここだ。
その扉を開けてないけど、なぜかそんな気がした。
そして俺は扉を開けた。
ブーン！！
樹「やめて！！」
安達「クッソ、俺の邪魔をしやがって。」
扉を開けるとチェーンソーを持った安達と、はだけた服でベッドに横たわるきょもがいた。
そして、そのきょもの首からは血が流れてる。
俺が扉を開けたとき、チェーンソーはきょもの首にあたってた。
樹「きょも！」
動かないきょもを見て、俺はきょもに近づいた。
その瞬間、安達はきょもに再びチェーンソーを向けた。
安達「近づくな！！俺の京本くんだ！！」
その一言に俺は固まった。
北斗の推理は間違ってない。
俺の中でそう確信に変わった。
樹「お前のじゃない･･･やめて。」
安達「うるさい！もう俺のものなんだよ。キレイにしてあげるから心配しないで。」
樹「そんなのキレイじゃない。首から血が出てる。」
安達「顔を飾るんだよ。だから首を切るんだよ。」
樹「きょもから離れて。きょも首を切ったってコレクションすることはできないよ？」
安達「どういうことだ？」
樹「俺はお前を殺す。だから諦めな。」
安達「黙れ！俺はお前になんか殺されない！」
樹「きょもを解放してくれたら殺さないであげてもいい。･･･でも、これは復讐だから。」
安達「復讐？」
樹「俺の彼女。お前に殺されてるんだよ。わかるよね？」
安達「彼女？フッ、そんなこといちいち覚えてないね。顔すらわからない。笑」
安達は、俺の問いかけをバカにするように答えた。
樹「･･･」
安達「申し訳ないねー。笑」
安達は俺の彼女のことなんか1ミリも覚えてなかった。
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りのの(プロフ) - たなたなたなさん» え🤭嬉しすぎます😍ありがとうございます！ (2023年3月5日 10時) (
レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
たなたなたな - 最後の樹の「殺せるよな、俺なら」でゾクッときました。占ツクの中で1番好きな作品な自信あります。 (2023年3月5日 1時) (レス) @page33 id: bf8d3df001 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - ななもちさん» ありがとうございます☺️頑張ります！！！ (2023年3月4日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
ななもち - シーズン２ありがとうございます！いつも楽しく読ませていただいてます。更新これからも頑張ってください！ (2023年3月2日 21時) (レス) @page32 id: 642ec90a16 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - たなたなたなさん» ただいまです！いつも優しいコメントありがとうございます！おかげで頑張れます😊 (2023年2月5日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのの x他1人 | 作成日時：2022年10月26日 20時
