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樹side
バンッ！
須田「クッソ！」
樹「だから言ったじゃん。お前に使いこなせるのかって。」
俺は撃たれた瞬間に物陰に隠れた。
樹「俺を撃つには、場所を間違えたんじゃない？ここは広いし物陰もたくさんある。」
須田「黙れ！」
バンッ！
樹「下手くそ。」
須田「うるさい！」
バンッ！
バンッ！
俺は銃弾を避け続けた。
しかし･･･
バンッ！
樹「ハッ･･･」
銃弾が俺の右腕に当たった。
須田「お？当たったか？」
樹「･･･当たったよ。でもこれじゃあ死ねないね。」
須田「なら次で殺してやるよ。」
バンッ！
樹「･･･3。」
須田「まだ避けられるのかよ。」
バンッ！
樹「･･･2。」
須田「何ブツブツ言ってんだよ！！」
バンッ！
樹「･･･1。」
俺は痛む右腕を押さえながら、銃弾を避け続けた。
そして俺は、須田の前に立った。
須田「なんだ？諦めたのか？」
樹「はぁ、はぁ･･･」
須田「その右腕が痛くてたまらないんだろ？」
樹「痛いよ。」
須田「丸腰のくせに堂々と立ちやがって。今殺して楽にしてやるよ。」
そう言って、須田は銃を構えた。
樹「丸腰はそっちなんじゃない？」
須田「何言ってんだ？」
樹「俺言ったよね？それは俺の銃だって。」
須田「それがなんだ？」
樹「トカレフ。」
須田「は？」
樹「その銃の名前だべ。トカレフはロシア製のもので弾は8発入れられる。」
須田「は、8発！？」
樹「そう。お前はもうその8発を使い切ったんだよ。」
須田「そんなバカな！」
樹「なら試しに俺を撃ちなよ？」
カチカチ
須田は何度も銃の引き金を引いた。
樹「ね？もうわかったでしょ？」
須田「だからなんだって言うんだ！お前が丸腰ってことには変わりないだろ！」
樹「俺、銃もってるよ。」
須田「いや、お前の銃は俺が奪ったはず･･･」
樹「腰に1つ、ジャケットの内ポケットにもう1つ。俺が1つしか持ってないと思って確認もしないで銃を奪ったんだな。」
須田「で、でも、そんな怪我した状態で俺を撃てるはずがない！」
須田が言ってることは正しい。
こんな腕で、いつもみたいには撃てないだろう。
なるべく即死させて、早くきょもの所に行きたいし、弾の消費も最小限に抑えたい。
この後も戦うことになりそうだからな。
今持ってる銃は予備用だから5発と少なめ。
殺せるよな、俺なら。
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りのの(プロフ) - たなたなたなさん» え🤭嬉しすぎます😍ありがとうございます！ (2023年3月5日 10時) (
レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
たなたなたな - 最後の樹の「殺せるよな、俺なら」でゾクッときました。占ツクの中で1番好きな作品な自信あります。 (2023年3月5日 1時) (レス) @page33 id: bf8d3df001 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - ななもちさん» ありがとうございます☺️頑張ります！！！ (2023年3月4日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
ななもち - シーズン２ありがとうございます！いつも楽しく読ませていただいてます。更新これからも頑張ってください！ (2023年3月2日 21時) (レス) @page32 id: 642ec90a16 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - たなたなたなさん» ただいまです！いつも優しいコメントありがとうございます！おかげで頑張れます😊 (2023年2月5日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのの x他1人 | 作成日時：2022年10月26日 20時
