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慎太郎side
慎太郎「ハッ！ここどこ！？」
気絶させられて、目が覚めると知らない部屋にいた。
早くここから出ないと！
だけどドアに鍵がかかってて開けられない。
慎太郎「おい！！ここから出せ！！」
ドアを叩いて叫んでも誰も来る気配はない。
インカムも無くなってるし、どうしたらいいんだ。
ﾋﾟ､ﾋﾟ､ﾋﾟ､ﾋﾟ･･･
俺がドアを叩くのを辞めて、静かになるとﾋﾟ､ﾋﾟって聞こえてきた。
この音って･･･まさか･･･
俺は慌てて辺りを見渡した。
やっぱり。
この音の正体は爆弾。
そこまで大きい爆弾じゃないけど、この部屋を取り囲むようにいくつも仕掛けてある。
早く爆弾を止めないと！
爆弾に表示されているタイマーは18分。
爆弾に数はおよそ20個。
間に合うのか？
俺は爆弾を解体する用にハサミをいつも持ってる。
それをこんなところで使うとは。
仕掛けられている爆弾は、よく使われるタイプの爆弾だ。
これなら俺も作ったことがあるから解体できるはず。
罠が無いか確認しながら、俺は爆弾の解体を急いだ。
爆弾の中に張り巡らされてるコードを切っていく。
1つでも順番を間違えれば死ぬだろう。
爆弾を作るのは好きだけど、解体するのは好きじゃない。
そもそも俺が爆弾を作るようになったのは、北斗の影響なんだよね。
殺し屋を始めた頃は、武術を頑張って特訓してた。
だけどどんなに頑張ってもジェシーみたいにはなれなかった。
きょもみたいに薬の知識はないから薬なんて扱えそうにないし。
�眞呂澆燭い亡萎�な計画なんて立てれないし、器用じゃないから鍵師なんてできない。
銃を使ってみようって思った事もある。
だけど今から特訓したって樹より劣ることは目に見えてた。
俺も何か、誰にも負けない特別な何かが欲しかった。
そんな時、北斗がパソコンを難なく使いこなしてるのが目に入った。
パソコンをカチカチやって、機械に強くてカッコイイって思ったことを今でも覚えてる。
だからカッコイイ北斗のマネをしたくて爆弾を作ることにしたんだよね。
機械のようだけど、誰ともかぶらないもの。
俺にも特別な何かが手に入った瞬間だった。
だけど今、俺が手に入れたはずの何かに苦しめられてる。
残り時間はあと1分。
残りの爆弾は4個。
あと少しだったのに。
俺はここまでか･･･
ﾋﾟ､ﾋﾟ､ﾋﾟ､ﾋﾟ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ･･･
ドーンッ！！
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りのの(プロフ) - たなたなたなさん» え🤭嬉しすぎます😍ありがとうございます！ (2023年3月5日 10時) (
レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
たなたなたな - 最後の樹の「殺せるよな、俺なら」でゾクッときました。占ツクの中で1番好きな作品な自信あります。 (2023年3月5日 1時) (レス) @page33 id: bf8d3df001 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - ななもちさん» ありがとうございます☺️頑張ります！！！ (2023年3月4日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
ななもち - シーズン２ありがとうございます！いつも楽しく読ませていただいてます。更新これからも頑張ってください！ (2023年3月2日 21時) (レス) @page32 id: 642ec90a16 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - たなたなたなさん» ただいまです！いつも優しいコメントありがとうございます！おかげで頑張れます😊 (2023年2月5日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのの x他1人 | 作成日時：2022年10月26日 20時
