24話 満月の夜 ページ25
吸血棟
ごくっ ごくっ
いつもより霖が血を飲んでいる
『…』
霖「…っ、はぁ…」
『…大丈夫?』
霖「う、うん、大丈夫だよ…!」
『そっか…』
霖「?…どうしたの」
いつもは聞かないような質問をしたので霖が首を傾げた
『いや、朝も血を飲んだのに霖がいつもより血を飲んでたから…』
霖「え?」
『ここ最近、輸血する人が増えたしヴァンパイアだけじゃなくて、人間の人たちも多くなってきたから…』
霖「そうなの?」
『うん…ちゃんと、基本の摂取量は渡してるらしいんだけど貧血のヴァンパイアが多いみたい…だからこっちも任務のついでにいろいろ捜査はしてるんだけど…』
霖「そっか…」
『それに霖も最近血を飲むようになったから…だから、霖も大丈夫かなって…』
霖「あっ、僕は大丈夫だから!この後も任務あるんでしょ?僕の事は気にしないで行ってきて大丈夫だよ!血もありがとう…!」
『う、うん…あんなこともあったし、もしなんかあったら連絡して?』
霖「うん!」
何か隠し事があるように見えたけど警備隊のこともあるので後で聞くことにしてまた、部屋を出た
Aが出た後、霖はくらっとしたまま部屋に出た
霖「…だ、大丈夫だよね…?」
霖(人の血の甘い香りが漂ってくる。どうして…?前はAがいるからAだけしか甘い香りがしなかったのに…)
輸血棟の前で霖が止まっていると出てきた男子のヴァンパイアたちが話していた
「なあ、チョコレート食ってるか?」
「食ってるけど全然ダメ」
「俺も…」
「チョコさえ食えば、輸血だけじゃ満たされない吸血欲求を抑えられたのに…」
「人の生き血を飲んだ時の恍惚感とよく似てるんだよなぁ…」
そんな話をしながらどこかえ行ってしまった…霖は懐に入っていたチョコを食べた
霖「甘く…ない、…っ、やっぱりAにもうちょっと飲ませてもらおう。今日は特にフラッシュ状態が起こりやすい満月の夜だし」
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SASARUN - 遅くにごめんなさい、この小説を読んでみました。すごく面白いですし、心があったかくなるなぁと思っています。今は、更新停止中で読めないのが残念ですが、私はこの小説が大好きなので、繰り返して何度も読みます!頑張ってください! (2022年5月21日 23時) (レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - ほんとですか、!(/ _ ; )とっても嬉しいです!勇気出してコメントしてよかったです!!これからも何度も読み返していくのでよろしくお願いしますっ!!!!こんなに好きになった小説初めてなので残してもらえて感謝です、、ありがとうございます!お体ご自愛ください! (2021年9月29日 2時) (レス) @page33 id: 4a740cc430 (このIDを非表示/違反報告)
なずさ(プロフ) - れさん» この作品を大好きと言っていただきありがとうございます(´TωT`)とって嬉しいです!!1人の方でもこの作品を消して欲しくない方がいるので作品の削除は辞めます!途中で申し訳ないですがこのまま残させていただきます!コメントとっても嬉しかったです!! (2021年9月25日 13時) (レス) id: ce82f0f3c8 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - でももし削除することになった場合心の準備をしたいのでお知らせしてくださると大変喜びます(;_;)(;_;)!!このご時世ですので大変だとは思いますが体調に気をつけてこれからも頑張ってください!いつも応援しています!長文失礼致しました(>_<)! (2021年8月11日 0時) (レス) id: 4a740cc430 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - この小説1番って言っていいほど大好きな作品で何度も読み返してきたので、もしかして消してしまうかもしれないって読んだ時半泣きしてしまいました(;_;)ですが作者様の健康が1番ですので!!これからも気が向いたら占ツクに顔を出していただければな!と思います(>_<) (2021年8月11日 0時) (レス) id: 4a740cc430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なずさ | 作成日時:2018年2月18日 14時