41. おわかれ ページ41
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迎えに行くと、既にらっだぁがそこにいた。
子どもたちはらっだぁに群がっていたが、
ぺいんととAの姿を見る也、こちらへ走ってくる。
独りぼっちになったらっだぁさんは寂しそうな顔をしていた。
「トントン君、ゾム君、鬱君、ロボロ君」
ひとりひとり名前を言うと、不思議そうに彼らは首を傾げてこちらに近寄る。
そのままみんなをぎゅう〜と抱きしめた。
温かい彼らの体温が、心地よい。
「ねーちゃ、かおどしたん？」
トントン君が心配そうに私の顔に触れ、
「いたいの、どっかいけー！」
ゾム君がおまじないを掛けてくれて、
「もっと、もとぎゅう！」
鬱君が手を伸ばしてきて、
「だいじょぶ、だいじょぶ」
ロボロ君が励ましくれる。
もう一度、彼らを抱きしめる。あぁ、暖かい。優しい。
どうか、どうか、彼らがすくすくと成長しますように。
私みたいにならないで。
なんて思って、その揺らぐ気持ちを隠すように笑った。
「みんなは、やさしいねえ」
「げんきでた！」
「かえろっか。しっま」
「Aさん、」
チーノさんに声をかけられる。
不安そうにこちらを見るのは、ショッピさんも同じだった。
あぁ、本当に私は良い人に囲まれ過ぎているなぁ。
そのお礼を上手く、言葉にはできないけど。
だけど、大丈夫だよ。
だいじょうぶ。
「ちーのさん しょっぴさん 今日も色々ありがとうございました」
ぺこ、と頭を下げる。
「じゃあね、ぺいんととらっだぁ」
「ぇ…」
困惑するぺいんと。
シッマの手を引いて施設から出ようとしたとき、らっだぁに声をかけられる。
「また、明日」
歩くのを止める。
シッマと繋いだ手を強く握りしめる。
こちらを心配そうにみつめるシッマの頭を撫でながら
「…ばいばい」
静かに振り返って彼らに別れを告げた。
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のんたん(プロフ) - 主様の作品大好きです！すごい引き込まれるし面白くて大満足です！少し垣間見える闇がたまりません。のんびり待つので更新は主様のペースでお願いします！定期的に見に来て余韻に慕ってます！！ (10月15日 11時) (
レス) @page38 id: d906a8bcb0 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - え…これさ、夢主ちゃんの親、疑っていいやつ…？ (10月5日 18時) (レス) @page35 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - 見てる途中に見れなくなってしまいました。パスワードの解除待ってます (8月22日 23時) (レス) @page8 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
リトマス紙 - 主様のこちらの作品最高すぎます…！！丁度今一気見させていただいたところなんですがなんとも言えない余韻に浸ってます…！！笑笑のんびり待つので主様もゆっくりご自分のペースで更新、頑張ってください！！好きです！！() (7月26日 5時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ｸﾞｯﾌｯ(照れるemがすっげぇかわちぃ)(*´’Д’) : ;* : ;ｶﾊｯ (7月2日 16時) (レス) @page14 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
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