20. ドストライクッッッ！ ページ20
＿
Aは小さい子が好きだ。
シッマが誕生した時は、人格が変わった様子で笑顔が増えた。
ゾムや、ロボロと関わるときも、常にその可愛さに悶えている。
朝はらっだぁのことを殺人犯と罵ったが、
十分Aは将来誘拐犯となる素質を兼ね備えているとらっだぁ自身思う。
そして、もう一つ。
Aは、イケメンが好き。
尚、年上。
その点では、大人びた雰囲気を漂わせるイケメン＿クロノアさんがAのタイプどストライクだなんて、Aの様子を見ずともらっだぁは感じていた。
その結果、この様子である。
ぽお、とした様子で、働いているクロノアさんの姿を目で追う。
結論、Aはちょろいのである。
「はああ…挨拶出来なかった…」
「自業自得だろ」
「イケメンすぎだろぉ、不意打ちだったもん」
ぐう、と胸を抑えて悶える。
この変質者め。
「年上イケメンなら誰でもそうなるの」
「まあ。イケメンなら」
「なんだっけ。ゾムのお兄さんも年上じゃなかった？」
「ああ、エーミールさん？そりゃもちろん。あんなイケメンで可愛らしい人、この世に存在したんだって一周回って冷静になったよね。そのうえ、ゾムくんにいじられつつも、エーミールさんは可愛がってて……はああ！好き！！」
「あ。もう十分です」
「かなり長い付き合いだから。本人の前で発作が起きることは無いようになったんだけど」
「発作…」
呆れた様子でAを見る。
此奴はもうだめだ。
すると、ぺいんとが、おぼんを持って席に帰ってきた。
おぼんの上には、パフェが2つのっている。
「クロノアさんからのサービスだってさ」
ニカッと笑いながらぺいんとが言う。
ぺいんとってこういうところあるよな。何も気付かなくて寧ろ幸せ者だと思う。
隣のAは、今にも息絶えそうな様子で机の上に突っ伏した。
ふるふる身体を震える様子でそこにいるもんだから、
ぺいんとが心配した様子で俺に目配せをする。
「ほっとけほっとけ」
ぱくり、とパフェを一口。うま。
発作が収まって顔を上げる頃には、
ぺいんとがAの分のパフェを食べ終えていた。
「ああ！」
「ごめんごめん。てっきり寝ているもんかと」
「イケメン手作りのぱふぇ…」
哀しみに暮れるAに、
クロノアさんがジュースを差し出す。
「内緒で、」
「ありがとうございますッッ！」
もうすっごい情緒不安定。
此奴の隣の席、嫌。
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のんたん(プロフ) - 主様の作品大好きです！すごい引き込まれるし面白くて大満足です！少し垣間見える闇がたまりません。のんびり待つので更新は主様のペースでお願いします！定期的に見に来て余韻に慕ってます！！ (10月15日 11時) (
レス) @page38 id: d906a8bcb0 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - え…これさ、夢主ちゃんの親、疑っていいやつ…？ (10月5日 18時) (レス) @page35 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - 見てる途中に見れなくなってしまいました。パスワードの解除待ってます (8月22日 23時) (レス) @page8 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
リトマス紙 - 主様のこちらの作品最高すぎます…！！丁度今一気見させていただいたところなんですがなんとも言えない余韻に浸ってます…！！笑笑のんびり待つので主様もゆっくりご自分のペースで更新、頑張ってください！！好きです！！() (7月26日 5時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ｸﾞｯﾌｯ(照れるemがすっげぇかわちぃ)(*´’Д’) : ;* : ;ｶﾊｯ (7月2日 16時) (レス) @page14 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
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