第八十八話 偽善者は死を恐れながらも死へ歩む ページ7
――悟ヶ原家邸宅―客間――零sibe
「まぁ、そういうことだな。」
突如として、男性の声が響く。その声には聞き覚えがあった。
『................お久し振りです。夏目先生。何をお考えで？』
そう、突如として現れた男性――――――――――――夏目漱石。
劇場で会った以来、特にお互いに干渉することもなく過ごしたが................。
あの時に会ったのは間違いか？
でも結局は会わなきゃいけなかったからねぇ。しょうがないか。
「儂が特に何か仕組んだと云うわけではない。特務課の連中が騒いでいたところを、
たまたま、儂に依頼が来てな、聞いてやっただけだ。」
『たまたま................ねぇ？』
こいつ絶対仕組んだな。(確信)
［で、監視って云ってもどうするの？悟ヶ原秋と悟ヶ原宗田って猫アレルギー................］
『そうですね。あの人たち好きなのに触れないって嘆いているのを何度か見かけましたし。』
小生は猫普通に触れるけど................。
あの人たちアレルギー酷いからねぇ。
『それに、小生にも小生の仕事がありますし。下手に関わられると................死にますよ？』
流石に知っているだろうしね。
小生がどれ程裏社会に浸透しているか。下調べはしているだろうしね。
「嗚呼、そこは大丈夫だ。御前には晩香堂へ定期的に来てもらう。」
................あ、こいつやりやがった。
「儂が一つの場所にとどまり続ければ、必ずあの坊主等が来る。」
乱歩と、福沢さん.................。
異能開業許可証か................だが危険すぎる。
『何を考えていらっしゃるかは判ります。確かにそれが一番適切でしょう。
ですが、危険すぎます。夏目先生が一ヶ所にとどまり続ければ、いくら晩香堂といえど居場所が露見する。
そうなれば................どうなるかなんて容易に想像が出来ます。
小生も同様に、外にいれば、最悪の状況になる可能性が高い。』
三人は静かに聞いている。
................もういいか。
『あの二人を................巻き込む気か。』
小生は隠す気もなく殺気を出す。
勿論押さえてはいるが――――――まあ一般人が気絶はする程度はあるだろう。
『貴女方は判っているだろう。この悟ヶ原家の状態で、小生を生かしておくのが、
どれ程危険か。もうすぐ、跡継ぎ決めが起こる。』
長官と東野さんが顔色を変えた。
＿＿＿＿NxstTaim＿＿＿＿？？
第八十九話 それは死(救済)へと歩むが故にかせられた絶望(生)→←第八十七話 揺るいではいけない地位
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三斗(トリップ願望者) - ええええええ！何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止しそうになるかなああああああああああ‼‼‼作者さん！Please come buck‼‼‼‼‼ (2022年7月27日 14時) (
レス) @page28 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - みゃうさん» ありがとうございます！諸事情により更新出来ていなかったのですが、これからは更新していきますのでよろしくお願いします！英語はもう諦めてまして……見逃してくださると幸いです。 (2019年7月27日 13時) (レス) id: 93dc29917b (このIDを非表示/違反報告)
みゃう - 吸血蝶さん、タイトルが気になって読んでみるとすごく面白かったです。・・・英語の勉強をしましょう？ (2018年12月26日 13時) (レス) id: fa587dfb5c (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶(プロフ) - やみねこさん» ありがとうございます！！！最近は時間ができてきたので、多く更新できるよう頑張ります！！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月8日 13時) (レス) id: a5cd03074c (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - 百話おめでとうございます！ (2018年8月7日 13時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
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