風柱とお散歩 ページ20
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それからと言うものの、何故かわからないが度々柱が私たちのところに来るようになった。
この前は霞柱様が来て一緒に散歩したし、恋柱様と一緒に甘味処に行った。
そして今日、風柱様が私の隣を歩いている。
「風柱様にずっと感謝伝えたくて。風柱様から来てくださるなんて光栄です。」
ちょうど2人とも非番だったし、少し風景を見ながら散歩する。風柱様は「おー。」とか言って前を見てる。
「あの時は本当にありがとうございました!蝶屋敷まで運んでくださったんですよね。風柱様があの時来ていなかったら死んでいたかもしれないと言われました。本当に命の恩人です。そしてすみませんでした!折角運んでくださってるのに私寝ました!本当にすみません!」
「気にすんなァ。寝顔見れたし俺としては好都合だ。」
風柱様は当たり前かのように変な事を言ってくる。私は寝顔を見られた恥ずかしさと、言葉を聞いた恥ずかしさで顔が真っ赤だ。
「……なんでそんな赤いんだァ?」
「寝顔見られてたなら恥ずかしいなって思いまして…。」
「テメェは面が良いから恥ずかしがるもんじゃねえよ」
「風柱様ってそんな大胆に恥ずかしいこと言うんですね。」
「あぁ?事実を言ってんだ。」
風柱様は普通な顔で言うけど、私にとっちゃあ心臓いくつあっても足りない。
「そういえば、柱の皆様ってなんで最近私を本部に連れて行かないんですか?」
ずっと聞きたかったこと、忘れてた。
「それはなァ、宇髄以外お前の病にかかっちまったから、勝負してんだァ。」
風柱様は急に私の方を見て迫ってきた。
近くに壁があって、私は追い詰められる。
「えっ…あ、あの?」
そしてついに壁についてしまった。風柱様は私の顔の横に手をトンと置く。
「誰が、最初にお前をモノにできるか」
顎を手でクイっとされ、思わず目を瞑る。
「…馬鹿かァ、そんな所で目瞑ったら男は食うぞ。」
と言って風柱様は私から手を離した。
そしてさっきの道まで普通に戻っていった。
「風柱様、からかいました!?」
「お〜。てかその様付けやめろォ。」
「えっ、じゃあなんて呼んだらいいですか?」
「風柱ってのと様じゃなければなんでも良い」
「じゃあ不死川さん…?」
「おー。」
ってか適当に返事されるけど、私本当にドキドキしたんですけど!!!
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「…ッ。」
さっきの顔は反則すぎるだろ。
冗談抜きで外じゃなけりゃ食ってた。
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Nami☆ - 面白かったです!冨岡さん推しなので、冨岡さんルートあって良かった!😄 (3月18日 9時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - トモさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとかいてよかったなって心から思えます、ありがとうございます!!義勇さんに!嬉しいです!善逸のまで読んでくださるんですね汗本当に感謝でいっぱいです。これからもよろしくお願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 他のルートも、ぜひお願いします! (2020年4月8日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月23日 14時