そう言えば ページ19
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「はぁ…はぁ…!」
「後少しだ!!頑張るんだ!」
煉獄様の鍛錬はとにかくハード。まず柔軟をやり、視野を広げること、筋力アップ、それから基礎体力の向上の訓練をやった。
「お疲れ様!よく頑張ったぞ!」
そして今やっと、最後の訓練も終えた。汗だくな額を煉獄様が貸してくれた手拭いで拭う。
炭治郎と善逸と伊之助も終わったそうで、3人とも倒れてる。私も倒れそう。
「これを出来る限り毎日やったら飛躍的に体力と筋力が上昇するだろう!是非やってみてくれ!」
煉獄様が3人の手を引いて立たせ、そう言った。私の場合、もう足がガクガクで動かないところまで来ている。
「ぜ、善逸…困ったこれ…足が…動かないこれ…」
「俺も…え?何これ…足に鈍器つけられてる?」
やっとの思いでたった善逸も足をガクブルさせていた。2人でガクブルしているの、凄い滑稽な姿だけど、本当に動かせないの、これ。
そんな私達に気づいた煉獄様は笑顔で私達2人を脇のところに挟み持ち上げて家の中に入っていった。
「ヒェエ…申し訳ないです…。」
「凄すぎる…。」
「気にすることはない!今日はご飯をたくさん食べてくれ!」
そしてそのままご飯食べる場所まで来て、伊之助と炭治郎に凄い目で見られた。恥ずかしい。
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それからご飯、お風呂を済ませて寝る支度をしていた。煉獄様にちょいちょいっと呼ばれて昨日の夜のように縁側に座っていた。
「昨日、少し話しただろう!俺は今日のAの姿を見て思った!絶対Aは強くなれるぞ!そして竃門少年も、黄色い少年も、猪頭少年も!大丈夫だ、俺が保証しよう!胸を張ってくれ!」
煉獄様は目をキラキラさせてそう言う。私はついふふっと笑ってしまった。
「ありがとうございます、煉獄様からそう言っていただけると物凄く自信に繋がります。今日はかけがえのない時間でした。」
私がそう言うと、煉獄様は少し固まった後に鼻血を出した。
「え!?鼻血!??!」
「よもや…愛してる…。」
煉獄様はそう言って、静かに部屋に入っていった。
「……やっちゃった?これ。」
そう言えば、忘れていたけど私指名手配犯じゃん。
大きな任務があって忘れてた。
柱の皆様、スルーしてるけど。
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Nami☆ - 面白かったです!冨岡さん推しなので、冨岡さんルートあって良かった!😄 (3月18日 9時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - トモさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとかいてよかったなって心から思えます、ありがとうございます!!義勇さんに!嬉しいです!善逸のまで読んでくださるんですね汗本当に感謝でいっぱいです。これからもよろしくお願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 他のルートも、ぜひお願いします! (2020年4月8日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月23日 14時