第8話「黒歴史すら淡い思い出」 ページ9
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「善逸、何見てるの?」
「高校の時の卒業アルバムだよ。あ、見てこれ!文化祭の時のAだ!可愛い!」
「うわぁ、黒歴史じゃんやめて…。」
第8話「黒歴史すら淡い思い出」
高校2年夏、キメツ祭スタート。
うちのクラスでは定番すぎるけどメイド・執事喫茶をやることに決定した。裏方やる気満々だったし、全然賛成だったけど当日に事件は起きた。
メイドの服を着る子が一人欠席してしまったのだ。メイドの服を着る人は少数なため、かなりカチカチでやっている。一人抜ければその穴は大きいのだ。
「お願いA!!」
「う、うぅ〜…」
そしてその子と体格が似ていたのがこの私であった。
勿論友人からの頼みに断れるはずもなく、私はメイド服を着て接客をすることになった。
死ぬほど恥ずかしくて、気を紛らわせるために「いらっしゃいませ、御朱印様ッ!」とずっと言っていたら友人にバレて怒られてしまった。くそう。
__そんな時、
「え!?A!?メ、メイド!?可愛すぎる!!」
「…か、かわいい…けど可愛すぎるからダメだ!いますぐ脱いでくれ!」
来てしまったのだ。絶対に来て欲しくないNo. 1の二人が。
「はぁー。おかえりくださいませご主人様。」
炭治郎はクラスの出し物が演劇で、その王子役をやるらしく王子の衣装を着ている。善逸のところはアニマルカフェで善逸はリスの着ぐるみをダボっと来ていた。
「本当に可愛いよ(パシャパシャ)」
「うん、似合ってるぞA(パシャパシャ)」
「お前らまじふざけんなよ!?」
めっちゃ連写してくる、本当にうざい。
「あぁ〜でも人が足りないんだなってのはわかるけど可愛すぎる〜天使という言葉を擬人化させた感じだよ〜。だから絶対男に近寄ったらダメだよ!」
「それに、そのスカートもう少しスカート丈長くできないのか?」
「どっちも無理だよ。女子は男の接客しなきゃいけないしこれは作ってくれた衣装だから伸ばすこともできない。」
「俺その姿のA他の人に見られんの耐えらんないよ〜〜!!」
涙目で抱きついてくる善逸。リスの着ぐるみをきてるからか心なしか可愛く見えた。
「でも大丈夫、私本当に愛想ないから。」
「わっ、確かに。それは言えてる。」
「否定しろそこは」
とまあそんな感じで結局1日中メイド服を着ていた。次の日は欠席した子が来て無事裏方に回れた。
本当にあんな恥ずかしい経験もう2度としたくない。
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ゆっち様リクエスト
コスプレするでした!
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セシルン(プロフ) - この作品も好きなんですが極悪犯の方も好きでまた読みたくて気づいたらパスワード掛かっていたのでパスワード教えてほしいです!お願いします! (2021年7月22日 1時) (レス) id: 23bae16f03 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 豆大福さん» 皆様のおかげで無事完結することができました!ほのぼのとしていただけたのなら幸いです!そしてこちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます!これからも頑張りますので何卒よろしくお願いいたします! (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ふぇりさん» ほのぼのとしていただけたのなら幸いです!!こちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます!!!これからも頑張りますので、何卒よろしくお願い致します! (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - なはやんさん» ありがとうございます!!無事完結できましたのも皆様の応援のおかげでございます!!こちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます!!これからも頑張りますので、何卒よろしくお願い致します! (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
豆大福 - 完結おめでとうございます!見ていてほのぼのしていました!これからも応援してます! (2020年3月21日 8時) (レス) id: eb8684d377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月13日 0時