第3話「怖いものと温かさ」 ページ4
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「今日本当にあった恐ろしい話が放送されるらしいぞ、善逸。」
「………炭治郎！今すぐリモコン隠せ！！」
第3話「怖いものと温かさ」
私はホラーが大好きだ。女子らしくないだろう、でも大好きなのだ。いつ出てくるんだろう？と言うワクワク感はたまらない。
そして善逸と炭治郎はホラーが嫌いな人。特に善逸なんてクッションに埋もれて涙目になりながらチラ見してる。
「リモコンゲット！チャンネル変えます〜！」
今日は本当にあった恐ろしい話の放送日。みんながいるリビングだけどチャンネルを変えてソファに座る。
「わぁぁんA何で普通にリモコン見つけちゃうんだよぉぉ！」
「え？だって普通にテーブルの上にあったよ？」
「ほ、ほら！無くしちゃいけない！と思ってテーブル上に隠したんだ！」
「炭治郎それ隠したって言わないからね！？」
しかし、なんだかんだ気になるのかそれとも音が聞こえるのだけでも怖いのかはよくわからないが、私の隣に2人が座って一緒に見る。これは恒例の行事である。
「わー！きたきた！」
「わぁぁぁぁ！！？ねえ、こないであげて！？行かないであげてよお願いだよぉ〜！！」
「こ、怖くないぞ！俺は長男だし、それに…ゴニョゴニョ」
隣の2人が私の腕を掴んでいてだんだん痺れてきた。まぁそれはいいんだけど、私の腕で涙と鼻水拭くのやめてほしいな、善逸君。
「ズピーッ‼A〜〜〜！」
「南無阿弥陀仏...。」
そして最終的には2人とも私の腰に手を回す。炭治郎なんて南無阿弥陀仏って言ってるけど本当に心配になるからやめてほしい。
「はぁー！面白かった！」
「ふ、ふとん！布団取りに行こう！A！」
「わかったわかった」
「え！待って！俺を1人にするなよ〜〜！！」
そして怖いものを見た日の夜はリビングに布団を引いて3人で寝るって言うのも恒例行事だ。
2人とも怖くて寝れないと言うからいつも一緒に寝ている。
いつもは色々言われっぱなしでイライラする私だけど、この時だけはなんだか2人が可愛く見える。この時だけ。
「A〜〜」
「よく最後まで見たよ、善逸！」
「…怖くない怖くない怖なくない」
「炭治郎も頑張った！」
寝るときに2人とも抱きついてくるのは少し暑いけど、心地よい温かさだと感じるのは季節のせいだろう。
たまにはこう言う日も、悪くない。
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セシルン(プロフ) - この作品も好きなんですが極悪犯の方も好きでまた読みたくて気づいたらパスワード掛かっていたのでパスワード教えてほしいです！お願いします! (2021年7月22日 1時) (
レス) id: 23bae16f03 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 豆大福さん» 皆様のおかげで無事完結することができました！ほのぼのとしていただけたのなら幸いです！そしてこちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます！これからも頑張りますので何卒よろしくお願いいたします！ (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ふぇりさん» ほのぼのとしていただけたのなら幸いです！！こちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます！！！これからも頑張りますので、何卒よろしくお願い致します！ (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - なはやんさん» ありがとうございます！！無事完結できましたのも皆様の応援のおかげでございます！！こちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます！！これからも頑張りますので、何卒よろしくお願い致します！ (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
豆大福 - 完結おめでとうございます！見ていてほのぼのしていました！これからも応援してます！ (2020年3月21日 8時) (レス) id: eb8684d377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬん
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2020年3月13日 0時
