幼馴染が過保護すぎる【鬼滅の刃】

第21話「3人のSNS事情」 ページ24

・



「ねえ善逸の投稿また増えてる！！」
「えへへ〜だってつい可愛くて〜」
「こら善逸！可愛いAの姿あげたらダイナマイトメッセージがAの元に来てしまうかもしれないだろう！」
「ダイレクトメッセージだよ！！ダイナマイトはお前の発言！！！」



第21話「3人のSNS事情」



__zenitsu_0903さんが投稿しました。


「ねえ善逸の投稿私と炭治郎しかいないじゃん！」
「系統揃えてるんだよ！」
「なにその系統の揃え方！！」


善逸はよく私の写真と炭治郎の写真を某SNSのサイトで載せる。そして善逸はその画面を見てよく「はぁ〜可愛いなぁ〜」とコロコロ転がっているのだ。


そして炭治郎は必ずハートをつける。タップすればつけられるからだ。


「にしても炭治郎はなんでアイコン初期のままな訳？」
「ちょっと、変え方がわからないのだが…。」
「じゃあ教えてあげるから変えよう！」
「わぁ！ありがとうな！A！」


炭治郎のスマホを貸してもらい、いじってみる。そしてアイコンをフォトフォルダの中から決めるところまで行った。


「炭治郎、どの写真がいい？」
「そうだなぁ、じゃあこの5人で撮った写真が良いな！」
「待って炭治郎。凄い良いとは思うけどそれ5年前の画像だよ？高校の卒業式の画像だよ？」
「確かに年齢詐称してしまう可能性があるな…じゃあこのAの画
「それはダメ。絶対にダメ。」


「凄い可愛いのに…」と言うが、本当にバカなのかと疑ってしまう。初めて炭治郎がスマートフォンで試し撮りしてみたとき、私がびっくりしてつい転んでしまったときの画像だった。どこが可愛いんだよ。


「じゃあそうだなぁ、このシチューにしようか。」
「お！いいんじゃない？」


炭治郎はホワイトデーの時のシチューの画像を選んだ。


「わぁ！本当に変わってる！華やかになった！ありがとうA！」
「いえいえとんでもない！」



そしてアイコンを変えたことがきっかけで、炭治郎は投稿もしてみたくなって投稿もすることになった。


__kamadotanzirouさんが投稿しました

(私が転んでる画像)
(そのあと少し顔を赤くしてる画像)
(近くにきて怒ってる画像)

可愛い#可愛い


「ねえ炭治郎物語風に投稿するのやめてくれない？」
「はぁ〜炭治郎その投稿良すぎるよ〜俺と選んだ甲斐があったな！」

「わ！いいねが来た！いいねが来たらしいぞ！」
「それ俺！」


それ以来炭治郎はよく私の画像を上げるようになった。


「肖像権！！！」


・

第22話「俺のお姫様」→←第20話「竃門炭治郎ロス」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す