第15話「彼女がモテない理由」 ページ17
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「え!この子すごく可愛い!」
「あぁ〜!めちゃめちゃ可愛いよね!私三年間一緒のクラスだったんだよ!Aと!」
「へぇ〜!!」
友達と卒業アルバムを見て盛り上がるその子の話を少ししよう。
第15話「彼女がモテない理由」
窓から気持ちのいい風が吹き、彼女の髪の毛がなびく。その途端石鹸の匂いがふんわりと香ってうっかり見惚れてしまう。
彼女はこの学園1といっても過言ではないほどの美少女だ。そして彼女には2人の幼馴染みがいた。その2人の幼馴染みもまた美少年で、またさらにその3人と仲の良い人も美少年と美少女だった。
私は3年間彼女と同じクラスだったが、彼女は高嶺の花…とかそんなんじゃなくて本当に接しやすいし明るくて面白い子だ。
そしてある時隣の席になったことがあった。それから少しずつ話すようになっていった。
「え!?本当に!?」
「本当に!!まあされるとは思ってないけどさ〜…」
「はぁ。」とため息をつく彼女からは衝撃的な発言があった。
"告白を一度もされたことがない"と。
そんな筈はない。本当に可愛い可愛いと噂をされているしAがモテているのを私は知っているからだ。
…あ、でも、そうか。
「…Aには彼氏一生出来なさそう。」
「わわっひどいこと言いよるなお主!」
「だってAには炭治郎君と善逸君がいるからさ。」
私がそういうとAは不服そうに口を尖らせた。
「嫌だよ、あんな過保護な幼馴染み。」
口ではそう言うけどどこか優しい感じがして、幼馴染み2人のことをどれだけ思っているのかが伝わる。私はその表情を見て思わず笑ってしまった。
「Aって本当に炭治郎君と善逸君のこと好きだよね!」
「なっ!好きじゃないよ!あんな気持ち悪い人たち!」
「ふふふっ!」
「なに〜!その顔!!」
Aちゃんは顔を少し赤くして「おりゃ!」と私の頬をつねった。そして2人で笑い合った。
「A…ってめっちゃ楽しそうじゃん!」
「よかったら君も一緒に食べませんか?」
そしてAの王子様が来て、伊之助くんとカナヲちゃんとも合流していっしょに食べさせてもらった。
まるで漫画の世界なような感じがして、その中にいる私までもまるでそうなんじゃないかって思わせる。
私にとって幸せな思い出で、その幸せな思い出を作ってくれた彼女には本当に感謝しかない。
そして今も3人でいっしょにいるらしいから私はとても嬉しいのだ。
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セシルン(プロフ) - この作品も好きなんですが極悪犯の方も好きでまた読みたくて気づいたらパスワード掛かっていたのでパスワード教えてほしいです!お願いします! (2021年7月22日 1時) (レス) id: 23bae16f03 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 豆大福さん» 皆様のおかげで無事完結することができました!ほのぼのとしていただけたのなら幸いです!そしてこちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます!これからも頑張りますので何卒よろしくお願いいたします! (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ふぇりさん» ほのぼのとしていただけたのなら幸いです!!こちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます!!!これからも頑張りますので、何卒よろしくお願い致します! (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - なはやんさん» ありがとうございます!!無事完結できましたのも皆様の応援のおかげでございます!!こちらこそ素晴らしいコメントありがとうございます!!これからも頑張りますので、何卒よろしくお願い致します! (2020年3月21日 9時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
豆大福 - 完結おめでとうございます!見ていてほのぼのしていました!これからも応援してます! (2020年3月21日 8時) (レス) id: eb8684d377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月13日 0時