前進？ ページ50
『あの、この間はお見苦しいところを聞かせてすみませんでした…』
後日。件の会議室にて。
昼食の時間、時間が合ったので一緒にお昼を食べようという事になったのだ。
今日は私が顔を見れなくて顔を机に伏せていた。
私に記憶が無いのが1番怖い。
jn「うわわ頭上げて下さい！この間…？あ〜、お互い寝落ちして朝まで電話してた時の話ですね。
いやなんていうか…本当に寝起き良くないんですね…？」
『良くない…な、何か暴言とか吐きました？私ほんとにその辺の記憶無くて』
jn「あっ違います違います！僕に良くない事したって意味じゃなくて！むしろちょっと楽しかったです、普段しっかりしてるAさんのちょっと意外な所が見れ、聞けて…？」
『忘れてくれ頼むから…！』
jn「ふふん、忘れません。僕朝強いんですよ、もし早起きしたいけどどうしても起きれない時はまた電話で僕が起こしますねっ。
ちなみにそんなに朝弱くてどうやって早起きとかするんですか？」
『えっ気合い』
jn「えっ気合い？」
『うん…』
jn「そ、そうなんですね」
やけにそわそわして落ち着きがないジュンさん。
最近は向かいに座るのにも少しずつ慣れてきて落ち着いて会話出来てたんだけどな。
私が顔を上げても少し前みたいに視線があっちこっち揺れて中々目が合わない。
どうしたんだ。
あれか、私のあまりの寝起きの悪さを見ていたたまれないとか幻滅したとかなのか。
jn「あ、あのっ！僕、こうやってAさんと2人でお話する時間、楽しくて。何も無くても毎日嬉しいっていうか、充実してるなって思えるんです。
Aさんが受け入れくれる限り、この時間が続けばいいのにって…」
『お、おお…？そうなんですね…？私もこの時間、好きですよ』
jn「！好きって言ってくれた…へへっ。
…そ、そうなんですけどっ。こうやって座って話すのも好きなんですけど、僕…もう少しAさんに近づきたいっていうか、触れたいっていうか、それで」
『！』
jn「て、手を繋いでも……良いですか…？」
『ジュンさん…。
それ目の前のサラダ見ながらじゃなくて私の顔見てもう1回言ってみてもらえます？』
jn「わーーー！ごめんなさい無理ですっ！」
こうして私達の距離は近づいていく…？
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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました！！続き楽しみにしてます！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています！ (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします！！ (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫 | 作成日時：2022年5月18日 1時
