魔法少女に憑依してしまった【名探偵コナン】

20話※なぜ俺がこんなこと…… ページ21

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俺の名前は工藤新一。

幼馴染みの毛利蘭と遊園地へと連れて行かれた時、怪しげな取引現場を目撃した。
隠密しつつ彼らに集中していると、後ろから別の黒尽くめの男に殴られ……殺されはしなかったが、薬を飲まされ強烈な痛みに襲われて。

気がついたときには、すべてが若返っていた。
声も高くなり、背も縮んだし、ゴツゴツしていた手元も小さく丸みを帯びた幼子のもの。
唯一助けを求めて走った阿笠邸についたのは真夜中で。

10年間で身につけた体力も若返って……何だかため息がでる。

博士の発明品があれば何とかなっていたから、それを理由に俺は甘えていたんだ。

どうして鍛えなおさなかったのか。
今にして後悔しても遅い。

※

少年のシャツの下には、直に肌を弄(まさぐ)る大人の手。

「ぅ……やめ」

その言葉に耳を傾けることなく、その手はススス…と首から胸をなぞる。

白く澄んだ肌は恥辱でうっすらとピンク色。
はだけたシャツから覗く赤く艶めく2つの粒は、ぴんっとその存在を主張していた。

「……はぁ」

手の主の吐く息にさえ淫らに反応する幼い体。
呆れた顔の男は、自身の手を少年の胸から下腹部へと降ろしていく。

湿り気を帯びた下半身から衣類を剥ぎ取り、男は少年の手足を掴み、少年の身体を隅々まで注意深く見てまわる。

(あぁ、やめてくれ……何なんだ、体がおかしい)

彼の吐息が肌を通り抜けるだけでゾクリとした知らない感覚が少年を襲う。

震えている間にもそびえ立つ中心を撫でられ、ぱくぱく息づく先の穴を抉られ、ビクンと腰が大きく跳ねる。男は「……元気ですね」と淫らな少年を蔑むと同時に憐れな気持ちになっていた。

同じ男としてその苦しみは知っている。
彼は調べるために動かしていた手を止め、少年を楽にしてやろうと輪をつくる。

それを目にした少年は、されてなるものか！とそびえ立つそれを隠そうとするが、力強い手に掴まれて阻まれた。

「駄目ですよ……隠さないで。私に、あなたの全てを見せなさい。」

「…っ…」

男は、火照らせじっとりと汗と涙に濡れた顔に睨まれても痛くも痒くもない。

しかしこの状況の元凶は我が主である。

「わかりました……ソレの処理は自分でなさい。もう少しで調べ終わるのですから、それまで我慢できますね？」

それを聞き、少年は首を縦にふる。

あの抜けた主人に気づかれぬ間にさっさと済ませてしまわなければ。

抜けた主人を持つ侍従の苦労は絶えない。

21話・追い出された主人公→←19話・電話

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