18話・各々 ページ19
一方、その頃少年探偵団は……
「コナンくん、遅いねー。」
「そうですねぇ。どうしたんでしょうか？」
「んぐんぐ、ぐ！んんんっ！！」
「小嶋くん、走りながら食べるんじゃないわよ！」
もぉ！と言いながら、水筒から茶を注ぎ渡す灰原。
「ふはーー、助かったあ。」
「源太くんガッツキ過ぎー。」
「灰原さんの言うとおりです！せめて高いところについてから食べてください！」
「だってよお、止まってもまたすぐに走らなきゃいけないだろー」
それは高いところに登れば、小学生大好き「バリア」の効果を得る、鬼にとって捕まえにくい鬼ごっこである。
しかし、大概すぐに捕まり鬼を交代するか、鬼以外が高いところに登ってしまうため、すぐに再開する。再開すれば同じ高所は使えないため移動しなければならない。
そういう遊びである。
まぁ、走りながら駄弁る彼らも源太のことを強くは言えまい。
暇つぶしで始めた遊び。誰も本気でやってなかったようだ。
しかし待てど暮せど、待ち人は来なかった。
「コナンくん、やっぱり……」
「僕らも誘ってくれたらいいのに！」
「もぐもぐもぐもぐ」
「……もう日も暮れるし帰りましょう。江戸川くんには私から連絡しておくわ。」
真実はいつも1つ。米花町高確率の「何かの事件」の匂いを嗅ぎつけたのだろう、皆はそう思った。
※
そして、帰宅中の彼はというと……
「いい女だった……」
山の麓に駐車していたウォッカは、兄貴の独り言を聞いて驚いた。
「ぇ！記憶、あるんですかい？」
「……ああ」
秘密主義の魔女たち。公にすることを許さず、場所や自身に関することの記憶を消してから帰すのが通例となっていた。
・・・ジンが山を彷徨き、道を探していた時たまたま運悪くコナンは見つかっただけなのだ。魔女の関係者であれば害を与えてはならない。その用心深さゆえにAのもとまで天使を連れてきたのだった。
詳しく聞いたら駄目なんだろうなぁ、とウォッカは思う。
……いつか俺も会ってみたい
そうは思うが、それよりも
いつもより少しだけ柔らかくなった視線を受けて、大好きな彼の幸せを願うのだった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
名探偵コナンversion【当たり有り】
キッドが狙うパンドラ
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nekonosima(プロフ) - ↓ただ、まだあだ名機能を有効利用できていないのでありますっ！！（悲）もちっと先で使いますゆえ、楽しみにしてもらえたら作者はハッピーです♪）） (2020年8月30日 8時) (
レス) id: 00cdd7b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
nekonosima(プロフ) - ショタゲーに勤しんでてスミマセン。自殺者×勇者の勇者くんに翻弄されてまして……ちゃん付愛らしすぎだろっ！！( ﾟдﾟ)ﾊｯ!皆様にもこの気持ちを分配せねば！という思いに至りあだ名設定を設置しました♪紅子系のあだ名にする必要はないです。 (2020年8月30日 4時) (レス) id: 00cdd7b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
nekonosima(プロフ) - 太田さん» 太田様そう言っていただけてスッゴク嬉しいです★めっちゃ更新頑張れるぅぅ。また来てくださいね♪ (2020年7月4日 20時) (レス) id: 98caf2f796 (このIDを非表示/違反報告)
太田(プロフ) - テンポが良くて夢主のテンションの高さが可愛くて好きです。応援してます！ (2020年7月4日 20時) (レス) id: bca0951394 (このIDを非表示/違反報告)
nekonosima(プロフ) - やっとこさキャラクター色々出せそうです。HAPPY♪皆様も楽しく読んで頂けたら嬉しいです。 (2020年7月4日 16時) (レス) id: 98caf2f796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nekonosima | 作成日時：2020年6月27日 18時
