推しに会えた2【灰谷蘭】

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「Aチャンおかえり〜♡」

『…は？』


なんでいる？？？？？
私蘭ちゃんにファミレスの場所教えてたっけ？しかも今さっき今から帰るよってメールしたから来るにしても早すぎる。

まてよ、もしかして…


「何自分の身体ベタベタ触ってんだ？」

『……多分、ない。』

「は？」


蘭ちゃんならしかねない盗聴器＆カメラ＆GPS
梵天軸なら確実にやってるからな！！
そう思いながらも携帯を確認するも変わった様子もない。
ってかガラケーにGPSってついてたっけ。昔すぎて覚えてないや……


「せっかく迎えに来たのに俺の事そっちのけで何やってんだァ」

『あー！ごめんごめん！！居たからびっくりしたの！！』


いつものように私の腰に腕を回す。
一回だけでも良いから手繋いでみたいし(もちろん恋人繋ぎ)蘭ちゃんの腕に自分の腕絡めて歩きたい…


『蘭ちゃんちょっとその腕離して』

「あ？なんで？」

『良いから離して！ちょっとだけ！一瞬だけ！』


すると蘭ちゃんは文句言いながらも少し離れてくれたので私はそのまま蘭ちゃんの手を取り握る


『うふふふふふ』


繋いじゃった！蘭ちゃんと手繋いじゃった！でもちょっと日和って恋人繋ぎじゃないけども…


「何嬉しそうにしてんだ〜？」


少し驚いた顔をしたもののフッと笑い繋いで無い方の手で私の頭を撫でる。

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